出版社内容情報
だれもいない原っぱ、君には何が見える? 優しい語りかけの文と絵で詩を奏でます。 小学校中学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
100
「ぽっぺん先生」シリーズで有名な舟崎克彦さんの文章というか詩が素晴らしい本です。また絵もそれに劣らずに単色ですが素晴らしいものです。雲や空あるいは原っぱが素晴らしい世界です。見ているだけで癒されます。2015/12/27
双海(ふたみ)
25
こういう風な夢をくれる本がないと私は生きていけない。小難しい本をしかめっ面して読んでいるだけでは、どうもいけない。私の貧弱な創作の泉が涸れてしまう。そんな気がする。2015/02/27
mntmt
15
子どもの頃、見たような風景と空が広がっていました。懐かしい感じがします。味戸ケイコさんの絵が素晴らしいです。雲の合間から射し込んで来る日の光がまぶしい。白黒なのに、夕焼け色が見えた。2015/08/17
ヒラP@ehon.gohon
3
味戸ケイコさんならではの、モノトーンの、切なくて静寂な風景。 他には誰もいない原っぱに、ひとりいる「あのこ」。 「あのこ」に会えると落ち着くのでしょうか。 「あのこ」に会えると癒されるのでしょうか。 孤独感で、沈んでしまうような絵本。 疲れた時には安らぎをくれるのかもしれないけれど、こんなに疲れきるほど、「あのこ」に会いたくてたまらないような子どもではいてほしくないと思いました。 多分悩み多き年頃に向けての絵本でしょう。 だけど、この世界に閉じこもらないでほしいとも思いました。 2012/06/12
読み人知らず
3
印象的な絵本。物悲しい。決して悲しい話ではないんだけど。この雰囲気が好き。2008/02/01