出版社内容情報
花を咲かせる準備をしていたチューリップの球根の女の子、カオリとバナナはある日キューコンチョーにさらわれてしまいます。きれいな花を咲かせることを夢みる球根の女の子たちが、チューリップがどうして人を幸せな気持ちにすることができるのか、その秘密を知ることになる物語。銅版画家、山本容子が初めてストーリーも手がけた絵本。
内容説明
きれいな花を咲かせることを夢みる球根の女の子たちが、チューリップの花がどうして人を幸せな気持ちにすることができるのか、その秘密を知ることになる物語。山本容子が初めてストーリーも手がけた絵本。小学校低学年から。
著者等紹介
山本容子[ヤマモトヨウコ]
銅版画家。1952年生まれ。京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。絵画に音楽や詩を融合させるジャンルを超えたコラボレーションを展開。数多くの書籍の装幀、挿画を手がける。また、パブリックアートとしてモザイク壁画やステンドグラスなどの制作、ライフワークのひとつとして医療現場でのアート“ホスピタル・アート”にも取り組み、幅広い分野で精力的に創作活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
89
見ているだけでウキウキしてきます。心が踊り出しそうな、アラビアンナイトのような物語でした。少し風変わりな冒険譚といった感じでしょうか。春が待ち遠しくなりました。2017/12/18
モリー
49
チューリップの花を見て春の訪れを感じる人も多いかと思います。この絵本は、山本容子さんの空想から生まれたチューリップの妖精が登場するお話です。話の筋はともかく、絵本を閉じる頃には庭にチューリップを植えたり、公園にチューリップを見に行きたくなること間違いなしです。ところで、この花がトルコ原産であることや、その名がターバンに由来することはご存知でしょうか。絵本にはトルコのトプカプ宮殿をモデルしたような建物や、ターバンを被った王様が描かれていますが、そういう予備知識があるとこの絵本を何倍も楽しめるかもしれません。2025/04/13
野のこ
41
絵もお話もシュールでユニークで愛らしい。山本さんの本は全部読みたいくらいにこの独特な世界観 すごく好みです!来年のチューリップの頃にはこの絵本を思い出して妄想したいです。赤のラーレはチューリップの女王、白のシンシアはチューリップの妖精、そしてカオリとバナナとキューコンチョウ!「チューリップ畑をつまさきで」の歌 聴いてみたいです。2018/05/14
Maybe 8lue
30
球根のカオリとバナナが離ればなれになってしまってから再会するまで。絵が大人っぽくもかわいらしい。2018/02/25
二戸・カルピンチョ
25
ちょっとストーリーは読者が歩み寄れないと退屈なのかな、むしろ子供の方がむいてるのかな。幼き頃「だからなんなの?」と思いながら絵本を読むことが多かったな。独特の表情とポーズはやはり素敵でした。2018/04/26
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