内容説明
陽気な仕立屋ニテチカさん、ある日うらないで「西へいけば、王さまになれる」とつげられます。そうときけば、いざ出発。針と糸とはさみをもち、“伯爵”と名のるかかしを相棒に、西へ西へとすすみます。さぁて、おとぼけコンビの珍道中、いったいなにが起こるやら―?すっとんきょうな2人のかけあい×奇想天外な物語=世にも愉快な昔話。小学校低学年から。
著者等紹介
マクシンスキ,コルネル[マクシンスキ,コルネル][Makuszy´nski,Kornel]
1884年生まれ、1953年没。詩人、小説家、文芸評論家。ことに、子ども向けに多くの作品を残したことで知られ、「ポーランド文学史上もっとも明るい作風」と評される。1926年、詩集『祖国の歌』により国家文学賞を受賞。社会主義時代のポーランドでは非常にめずらしかった漫画の作者としても有名で、その代表作『おす山羊マトゥウェックの冒険』はいまも版を重ねるロングセラー。ポーランドには、この「マトゥウェック」の顔をマークにした児童文学の賞「K.マクシンスキ賞」があり、若い作家の登竜門になっている
足達和子[アダチカズコ]
1945年、東京生まれ。法政大学卒業後、ワルシャワ大学に留学。在学中に執筆した『日ポ・ポ日小辞典』が1982年にワルシャワで出版された。帰国後、ポーランド航空日本支社勤務、静岡産業大学講師などを経て、現在は通訳・翻訳に従事する。訳書に『ふゆのさくら現代日本名詩選』(日ポ二カ国語版/1992年、日本翻訳出版文化賞受賞)などがある
オルリンスキ,ボグスワフ[オルリンスキ,ボグスワフ][Orli´nski,Boguslaw]
1941年、ワルシャワ生まれ。1967年にワルシャワ美術大学絵画学部を卒業。その後、画家として100冊以上の絵本を手がけてきた。1979年に青少年のための創作活動により総理大臣賞受賞。1997年にはワルシャワで開かれた「現代ポーランド書籍美術コンクール」に『スカンジナビアの昔話』を出品し、アルコ・ベッカー社賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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