内容説明
花によせて命の愛しさを描く星野富弘の本。少年時代の詩・作文・絵、未発表のエッセイを収録。
目次
故郷への道(東村;渡良瀬川 ほか)
少年時代(木造校舎;心の宝石 ほか)
群大病院から―手紙とエッセイ(奈良さん;タカちゃん ほか)
思いでの扉(銀杏並木;アネモネ ほか)
著者等紹介
星野富弘[ホシノトミヒロ]
1946年、群馬県勢多郡東村に生まれる。群馬大学教育学部卒業後、中学の体育教師となる。クラブ活動中、頸髄を損傷し、手足の自由を失う。入院中、キリスト教の洗礼を受ける。1979年、前橋で最初の作品展を開く。以後、国内外で「花の詩画展」を開く
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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とことこ
6
モネ、フェルメール、コローも好きだけど、負けずに好きなのは星野さんの優しいお花の絵。美術館を作る時の裏話や子供の頃の作文や絵もあって楽しめた。他の本の表紙にもなっているコブシの花とみしんちゃんの絵、優しくって好きだな。2018/07/01
Midori Nozawa
5
星野さんは中学校の体育の教師となってすぐ、鉄棒からの落下により、首から下の麻痺を伴うけがをしました。長い入院生活を経て、車椅子生活の中で詩と絵画を続けておられます。星野さんの描く群馬県東村の風景、子どもの頃のこと、花たちはあまりになつかしく涙がこぼれます。同時代を同じような環境の中で生きた者にとって、なつかしい時代を伝えてくれる大切な代弁者なのです。けがをして失ったものの大きさより、けがをそのまま受け容れて不自由なからだから教わる生活と言われています。生きることの素晴らしさを教えてくれる人です。2005/05/06
柿若葉
0
富弘美術館にいってみたくなりました。2022/06/25
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