日本の童話名作選<br> 雁の童子

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日本の童話名作選
雁の童子

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  • サイズ B4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 29cm
  • 商品コード 9784039638304
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8793

出版社内容情報

天から降りてきたその子どもは、生命の輪廻を伝える使者であったのか。珠玉の賢治童話を、作家としても知られ、ブックデザインやタブローでも人気の画家・司修が十数年の歳月をかけて描いた傑作絵本。

内容説明

生命の哀しみと永遠のつらなり…。天から降りてきたその子どもは、あらゆるものの輪廻と、たとえ眼には見えなくとも確かにそれは存在し動きつづけているのだと、私たちに伝えにきた使者だったのかもしれない。司修の絵筆によって、物語の深層から浮かび出してくるのは、とらえがたい、せつなく微かな遠いゆらめき…。小学中級から。

著者等紹介

宮沢賢治[ミヤザワケンジ]
1896年岩手県花巻市に生まれる。盛岡高等農林学校農芸化学科卒業。十代の頃から短歌を書き始め、その後、農業研究家、農業指導者として活動しつつ文芸の道を志し、詩・童話へとその領域を広げながら創作を続けた。1924年に詩集『春と修羅』と童話集『注文の多い料理店』を、事実上の自費で出版するが、原稿用紙のまま遺されていた「銀河鉄道の夜」をはじめとする彼の作品のほとんどは、没後に高く評価された。1933年に三七歳で病没

司修[ツカサオサム]
1936年群馬県前橋市に生まれる。主体美術協会の設立に参加。出版美術に深く関わり、装幀家としても知られる。絵本の世界においても幅広く活躍。講談社出版文化賞ブックデザイン賞、小学館絵画賞を受賞。また小説家としても活躍し『影について』で川端康成文学賞を受賞している
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

54
旅人が出会った老人から聞いた昔話。天から下りてきた子どもを、わが子のように慈しみ育てる須利耶(すりや)。ある日、砂の中から古い寺の跡が掘り出され壁には三人の天童子が描かれていた。▽『新校本 宮沢賢治全集⑨』(筑摩書房)を底本に現代仮名遣いに改められた絵本。読みやすくふりがなあり。司修(つかさおさむ)の絵が美しい。輪廻の物語。2018/11/02

ヒラP@ehon.gohon

25
輪廻転生を描いた仏教的な世界観のお話なのでしょう。 司修さんの、幻影的なイメージ画を見ていると、物語の危うさはかなさが拡散して、物語のとらえどころを見失ってしまいました。 飛んでいく鴈が撃ち落される中で、一羽残った雁の子どもの化身が、過去を探りながら語っているのですが、おぼろげな迷路のような話にしています。2023/01/16

gtn

22
雁の童子が須利耶と出会い、育てられ、やがて去っていくのも過去世からの宿縁。いつの世か、今度は須利耶の生まれ変わりが、雁の童子の再来に救われるのかもしれない。2021/05/18

かち

8
小さな祠のある泉のそばで、旅人が会った巡礼の老人。老人が語る、祠に祀られた雁の童子の話‥‥ ◆輪廻転生の話だと思うのですがそれにしても…余りに儚い。祈りというのは、強く思うだけではないのだと思う。 そして、ふたりの縁だけではなく、もっと広く大きな流れを感じます。 司さんの絵は慈しむようでいて、鋭く未来に発信されている感じ。 所々に心に留まる言葉が多く、不思議な気持ちです。2019/08/26

takakomama

6
巡礼の老人が話してくれたのは、天から降りてきた雁の童子と、育てた須利耶の不思議な物語。生まれかわりの話。難しかったです。司修さんの絵は、壊れてしまいそうに儚く、あやうい感じがします。2023/09/30

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