世界の民話傑作選<br> たまごからうま

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世界の民話傑作選
たまごからうま

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  • サイズ B4判/ページ数 35p/高さ 29cm
  • 商品コード 9784039637901
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

内容説明

ある日、男がいちばへうまを買いにいきました。そこで買わされたもの―それは、うまのたまご(?!)でした。さて、そのたまごからかえったのは…。

著者等紹介

酒井公子[サカイキミコ]
東京都に生まれる。航空会社勤務の後、セツ・モード・セミナーを卒業。絵本作家、翻訳家、イラストレーターとして活躍中。また、地域の子どもたちへの読みきかせ活動を熱心に続けている

織茂恭子[オリモキョウコ]
群馬県に生まれる。東京芸術大学油絵学科卒業。出版社勤務の後、絵本の創作を始める。主な絵本作品に、『ちさとじいたん』(絵本にっぽん大賞受賞)など多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

53
ベンガルの民話。「あー、らくがしたい。らくがしたい」と思っていたダーは市場で馬を買うことにした。しかし、馬は高くてお金が足りない。「うまのたまご」だよと言われておおきなカボチャを買わされたダーは川べりを歩いて帰る。つかれて、かぼちゃをおろして休んでいると、きつねがかぼちゃにつまずいて、かぼちゃは割れてしまった。逃げていくきつねを「生まれた足の速い馬」だと勘違いしたダーは必至で追いかける。▽愉快なお話、読み聞かせ向き。▽面白い。2019/10/01

chiaki

43
インド・ベンガル地方の民話。かぼちゃをうまのたまごだと信じて買ってしまったダー。中から生まれた(のではない!笑)きつねを追い掛け、猿を追い掛け、トラを追い掛けます。いい加減気づけよ、なんて思っちゃいますが、おしりをさすりさすりするダーはなんだか出来が悪くて可愛い。「こんどかうときは、ええと、なんのたまごにしたらええかのう?」って…笑 ベンガル地方では絶対にありえないことを表すときに「それは、うまのたまごだ!」と使うのだとか。うまのたまごが出てくるおはなし、バリエーション持ってアジアに点在しているそう。2021/02/16

チヒロール

30
とっても愉快なベンガル地方の民話。楽がしたい、歩くのがイヤだからと馬のたまごを買ったダー。たまごが割れて、次から次と動物を追いかけて‥と大忙し。次はどんな動物を?とめまぐるしい変化にハラハラ。外国民話は楽しい。2015/01/20

ヒラP@ehon.gohon

29
以前に読んだ「たまごから生まれたウマ」を思い出しながら読んだら、とんでもない「うま」が飛び出して(?)、ビックリな展開でした。 かぼちゃをうまのたまごだと信じる男も男ですが、かぼちゃを割ってしまったきつねを追いかける辺りから、滑稽さはなんだか悲壮感に変わっていきます。 ベンガルのお話だから、やっぱり虎が出てきたけれど、男が無事で良かった良かった。 「ふるやのもり」も思い出しました。 「たまごからうま」ってことわざだったのですね。2020/01/09

わむう

19
ベンガル民話。馬と思い込んで走るトラの背中にしがみつ下してたわダー。人間にしがみつかれているとは思わす必死に逃げるトラ。韓国の「ほしがきととら」日本の「ふるやのもり」と設定が一緒で、国交のない時代に同じような物語があるのがおもしろい。2016/11/28

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