出版社内容情報
イタリアを代表する昔話の一つを、ルネサンス美術とトスカーナに詳しい画家が、イタリア取材を重ねて描きあげた美しい絵とともにおくります。 小学校中学年から一般むき
内容説明
「三つのオレンジ」はイタリアを代表する昔話の一つです。民衆の口から語られた素朴な昔話が、文学者など専門家の手による洗練された話となって広まったのです。一方この絵本のお話は、トスカーナ地方のエジーディオ・コルテッリという当時八十二歳の石工が、1970年に孫や曾孫たちの前で語ったもので、文学的な作品の影響を全く受けていない貴重なお話です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
46
ある朝王子は、朝食の席で見た光景に魅了され「ミルクのように白く、血のように赤い美しい娘と結婚したい」と旅に出ます… ■唐突に美しい娘を求める王子、仙人のようなおじいさん、人を探すのに何故に森へ行ったのか、一向に人柄に触れない恋愛(?)結婚、等が形作るお話がいかにも昔話然としていて楽しく、失敗してもしょげない王子の人柄にトスカーナ人気質を垣間見ることができました。■小西英子さんの絵はボッティチェリを思わせる曲線と色彩に彩られ、行ったことのないトスカーナの空気に包まれる様な心地でした? (1999年)(→続2018/09/15
ume 改め saryo
18
男の夢(笑)(^^) とにかく 丁寧に描かれた油絵が素敵ですね(*^0^*)2013/09/22
あおい
17
この王子…思い込みが激しく我慢を知らない。いつか痛い目にあうだろうと思いながら読んでたんだけどしっかりハッピーエンド。やれやれ。小西英子さんの絵が素敵。2017/11/07
がる
10
読友さんご紹介本。 白いチーズについた赤い血を見て、こんな娘と結婚したいという王子様(はぁ?)。 親が止めるのもきかず、魔法使いの言うこともきかず、なんじゃ、このボンボンは!という感じ。ホントにちょっとは我慢しなさいよ!です。 あの三つのオレンジを食べずにきちんと持って行ったらどういう展開だったんでしょうー。そうしてこの娘さんはオレンジの精とかだったのかしら。どう考えても、この王子様にはもったいないです(^_^;) お国柄とか時代背景とか脚色とか色々あるとは思いますが、ある意味面白い絵本でした(笑)2013/04/25
真朝
9
絵がとても素敵です。ただ昔話なんですが、突拍子も無いというかなんというか、感想があんまり浮かんでこないのが正直なところです。2019/06/26
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