出版社内容情報
ある朝、窓をあけると外は春でいっぱい。ねこやなぎの芽、野原の子どもたち?。在仏の著者がフランスから贈る春の歌。 小学校中学年から一般むき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
252
市川里美・作。パリ在住。かの地を拠点に数々の絵本やイラストを発表し続けている。各国語への翻訳も、受賞歴も多数。本書は、お話というほどのものはなく、野原で春を満喫する子どもたちが描かれる。絵はたしかに素晴らしい。繊細で、ほのかな抒情が漂う。大人の大半は絶賛するだろう。ただ、子どもたちにはどうだろう。あるいは、インパクトが弱いと感じるかもしれない。絵の舞台は特定されないが、イメージはオーベルニュあたりではないかと思われる。2025/02/08
☆よいこ
53
希望に満ち溢れた春のいち日。なつかしい風景。▽現代の生活には無い「春」の姿がある。せめて本の中でだけは、こんな風景があることを知ってほしい。▽「春」の絵本、短いので導入に使える。2019/03/20
p.ntsk
52
【春を感じよう 読書会】優しい風、柔らかな陽射し、草木の芽吹き、香しい草原の匂い、小川のせせらぎ、子どもたちの笑顔。一枚一枚の絵に春の訪れの喜びが溢れているようでした。外国の牧歌的な風景のようですが作者は日本の方でした。 2019/03/26
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
48
【春を感じよう 読書会】春の風を感じるような素敵な絵。そして春が来たのを楽しむ子供たちがとっても幸せそうでした。絵は海外の雰囲気でしたが、日本の方で意外でした。2019/03/21
ヒラP@ehon.gohon
21
春を言葉と絵とのシンフォニーで、子どもたちを包み込む絵本だと思います。 期待感、開放感、見るものすべてにうきうきしてくるし、風はどこまでも心地よく、夢が果てしなく広がっていきます。 右ページの少し小さめな絵も、左ページの詩のような文字と一緒になって、メロディアスです。 歌うように読んで、読んでいる自分も気持ちよくなってきました。2017/05/06