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出版社内容情報
おだんごが
ころがる先にいたのは?
ころがるおだんごをおいかけて
鬼の家にきてしまった女の子。
おだんごを気にいった鬼たちに
もっと、たくさん
つくるようにいわれますが……!
宝をもちかえる女の子の昔話が
刺繍と布でえがかれた絵本になりました。
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おひるになったので、
むすめは、おだんごを たべようとしました。
すると、おだんごが、
ころころころころ、ころがっていきました。
むすめは、もうひとつの おだんごを
たべようとしました。
ところが、
そのだんごも、また、
ころころころころ、ころがっていきました。
あとには もう、ひとつしか
おだんごは のこっていません。
むすめは、しっかりにぎって
たべようとしましたが、
さいごのおだんごも、また、
ころころころころ、ころがっていきました。
むすめは おだんごを おいかけて、
はしりだしました。
(本文より)
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女の子の昔話えほんシリーズについて
あなたが知っている昔話の主人公は、男性が多いのではないでしょうか。女性が主人公の場合も、ひかえめでおとなしい女性ではないでしょうか。絵本になるのはそういう昔話が多いのですが、語りつたえられてきた昔話はもっと豊かで、へこたれずに自分なりの幸せをつかむ、いろんな女性たちが登場します。これまで知られてこなかった、そんな主人公の昔話を絵本にして、これからの世界を生きるこどもたちに贈ります。
内容説明
ころがるおだんごをおいかけて鬼の家にきてしまった女の子。おだんごを気にいった鬼たちにもっと、たくさんつくるようにいわれます。宝をもちかえる女の子の昔話が刺繍と布でえがかれた絵本になりました。四歳から。
著者等紹介
中脇初枝[ナカワキハツエ]
徳島県に生まれ高知県で育つ。高校在学中に坊っちゃん文学賞を受賞。筑波大学で民俗学を学ぶ。創作とともに、昔話を再話し語る。昔話集に『ちゃあちゃんのむかしばなし』(産経児童出版文化賞JR賞)、小説に『きみはいい子』(坪田譲治文学賞)などがある
MICAO[MICAO]
アーティスト。兵庫県に生まれる。神戸大学経営学部卒業。刺繍・布絵の制作を行う。ボローニャ国際絵本原画展(2019年)入選。雑誌「スタイルアサヒ」「うかたま」の表紙絵を担当するなど、幅広く活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ヒラP@ehon.gohon
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
anne@灯れ松明の火
みさどん
ヒラP@ehon.gohon