出版社内容情報
テピンギーは、おかあさんがなくなって、あたらしい母親とくらしている女の子。
ある日、知らないおじいさんの召使いにされそうになりますが、
友達の家をまわって、あることを頼みます。
ハイチにつたわる、すてきなひらめきと友達の助けで困難をのりこえた女の子の昔話が絵本になりました。
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むかし、あるところに、
テピンギーという おんなのこが いました。
テピンギーのおかあさんは なくなって、
あたらしい母親が やってきました。
それから、おとうさんも なくなったので、
テピンギーは あたらしい母親と ふたりぐらしになりました。
このははおやは いじわるで、
テピンギーには なにも わけてやりたくないと おもっていました。
(本文より)
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女の子の昔話えほんシリーズについて
あなたが知っている昔話の主人公は、男性が多いのではないでしょうか。女性が主人公の場合も、ひかえめでおとなしい女性ではないでしょうか。絵本になるのはそういう昔話が多いのですが、語りつたえられてきた昔話はもっと豊かで、へこたれずに自分なりの幸せをつかむ、いろんな女性たちが登場します。これまで知られてこなかった、そんな主人公の昔話を絵本にして、これからの世界を生きるこどもたちに贈ります。
内容説明
テピンギーは、あたらしい母親とくらしている女の子。ある日、しらないおじいさんの、めしつかいにされそうになりますが、すてきなひらめきと、ともだちのたすけで、ピンチをきりぬけます。ハイチにつたわる昔話が、色あざやかな絵本になりました。四歳から。
著者等紹介
中脇初枝[ナカワキハツエ]
徳島県に生まれ高知県で育つ。高校在学中に坊っちゃん文学賞を受賞。筑波大学で民俗学を学ぶ。創作とともに、昔話を再話し語る。昔話集に『ちゃあちゃんのむかしばなし』(産経児童出版文化賞JR賞)、小説に『きみはいい子』(坪田譲治文学賞)などがある
あずみ虫[アズミムシ]
イラストレーター・絵本作家。神奈川県に生まれる。安西水丸氏に師事。金属板を切って絵具で着彩する技法で、絵本、書籍、広告などで活躍。講談社出版文化賞さしえ賞、絵本『わたしのこねこ』(文 澤口たまみ)で産経児童出版文化賞美術賞を受賞。絵本・装画多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヴェネツィア
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