出版社内容情報
広大なアフリカ大陸に息づく人びとの本当の姿を正しく伝えます。丹念に美しく描かれ、見る人の心をうちます。 小学校低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
15
アフリカの26部族を、A~Zで紹介。衣食住や風習、伝統が描かれ、画集のような絵本です。 【1977年 コールデコット賞】(日本で翻訳された絵本)2021/09/13
cue.2
5
◎アフリカの26の部族を民俗学的に紹介した画集。美しく洗練された文化をもつ、気高い人々として、昂然と描写されていて胸を打たれました。絵はディロン夫妻。イゴマ族は蜜蜂と鳥と繋がって暮らす。スト族の娘はお人形に名前をつけて、子がこの世に生まれ出る前から繋がっている。ズル族の酋長を祝うおどりの様子。こういった短い紹介からも眺めていて飽きず、《しだいに消えていく人びとの伝統的な生活》は宝石のように感じました。蔑視の野蛮と西洋志向、両方から消えていく文化の美、土着の尊厳。2015/01/08
lovemys
4
アフリカって本当に不思議な国。色々な部族が住んでいて、こんなにも際立った個性があるなんて…。こうやって、自分の文化や慣習を、ずっと引き継いでいるのってスゴイと思う。こういう部族も少なくなっていくのかな?読んでいると未知の世界でミステリアスな感じがするけど、実際は、色々な生活が大変なんだろうな。挿絵が素敵で、夢の中の世界のように感じてしまうけど、残しておきたい部分と、発展しなければならない部分と、難しいと思った。でも、こういう生活をしていた人たちがいると知っただけで、心が豊かになった気がする。2016/04/07
shou
4
AからZまでの部族を1頁ずつ紹介。豊かな文化に感嘆。男性がベールをつけるトアレグ族、双子の片方が死んでもいつまでも双子でいるための木彫りを作るヨルバ族が印象的。2014/08/10
アインシュタイン
4
絵がとても美しい。アフリカにいきたい。2012/03/29