わにくん

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わにくん

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  • サイズ B5判/ページ数 1冊/高さ 27cm
  • 商品コード 9784039600806
  • NDC分類 E

出版社内容情報

“わにの店”のうわさを聞きパリを訪れたナイル川のわには、現実を知り猛獣に豹変。中世風の不思議な絵が魅力。   小学校低学年から

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

131
ある意味人間の動物虐待を種にしてワニに復讐させようとした気がしました。あまり子供向きではないかもしれません。私は表紙の色合いが好きで、読み友さんの感想に出ている表紙を見て読みたくなりました。このワニも全然かわいらしさがなく、子供向きではないですね。でも私は好きな本に入ります。2016/02/14

masa@レビューお休み中

102
ナイルに住んでいる、わにくんは、普通に一匹のワニとして暮らしていた。ところがある日、ワニの店に行きたいという女性の言葉を聞いて、そのお店に行きたくなってしまう。そして、わにくんは、ナイルを出て、ワニの店まで旅にでることにするのだ。船に乗り、知らない町を越えて、はるばるパリにあるお店に行くために…。けれども、見つかったお店はわにくんが想像していたものではなかったのです。絵に魅せられてページを繰っていくのですが、あるページで手が止まってしまいます。衝撃的シーンで、はたと気づくのです。彼がワニだということに…。2014/04/18

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

95
ビネッテ・シュレーダーさんの絵が物語にぴったりです。不気味でシュールでユーモラス。ナイル川に住むわにが、パリの『わにの店』をめざして旅をする話。船と汽車を乗り継いでやってきました花の都。まずはカフェで一休み。でも、シャンゼリゼのカフェは死に絶えたようで、大通りも誰かの忘れ物で散らかってます。え……それって誰のせい? オチも強烈。やっぱり自分の家が一番いいね。。・゚・(ノД`)・゚・。 1980年1月初版。『スイスの最も美しい本賞』(1975年)、『ライプツィヒ図書賞・世界で最も美しい本賞』(1977年)。2015/11/06

ほんわか・かめ

30
ナイルの川岸に住んでいたワニが、小耳に挟んだパリにあるという〈ワニの店〉を目指す。えー!そのお店って、ワニにはちょっとヤバいんじゃないの!?案の定、なんだけど、その先がブラックだった!表紙のわにくんをよく見たらわかるかも。パリの方々にとってワニ革製は人気でも、本物のワニは怖かったみたいです。〈1975/原題KROKODIL KROKODIL/1980/偕成社〉1975年スイスの最も美しい本賞 1977年ライプヒチ図書展世界で最も美しい本賞受賞2021/10/05

ゆうゆうpanda

29
美しさとブラックの融合でした。イラストの中に額縁があるようなデザイン。それが風景の奥行きを感じさせます。額縁はまるで掛け軸。河辺に立つ鳥の姿は蓮の花との取り合わせも素敵で日本画を思わせます。わにのお店を見たくてパリに向かうわにくん。贅沢や人間の欲望の象徴としてしばしば描かれるパリ。そんなイメージをつけられたパリに今朝は同情してしまいました。ナイルに戻ってオシャレ三昧のわに達。よい暮らしをしたいのは誰でも同じ。ではよい暮らしって何?違うタイミングで読んだら違う感想になったかも…ちょっと考えがまとまりません。2015/11/15

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