出版社内容情報
青い光にうたれて気をうしなって以来、子どもたち一人ひとりが体験する不思議なできごと。いったい、なにがおこっているのか?
【著者紹介】
1962年東京都生まれ。1989年に「サマータイム」で月刊MOE童話大賞を受賞してデビュー。『イグアナくんのおじゃまな毎日』で産経児童出版文化賞、日本児童文学者協会賞、路傍の石文学賞を受賞。『一瞬の風になれ』で本屋大賞と吉川英治文学新人賞、『聖夜』で小学館児童出版文化賞を受賞。そのほかの作品に『しゃべれども しゃべれども』『神様のくれた指』『黄色い目の魚』『第二音楽室』などがある。
内容説明
なぞの青い光にうたれた千里たち六人。それからというもの、子どもたちのまわりで、ありえない、小さな事件がつづくようになる。なにがおきているのか?いったい、どうすればいいのか?千里が目撃した幽霊の正体をたしかめるため、六人はふたたび神社の境内にむかうのだが…不思議に遭遇する子どもたちをリアルに描く第2巻。
著者等紹介
佐藤多佳子[サトウタカコ]
1962年東京都生まれ。1989年「サマータイム」でMOE童話大賞を受賞してデビュー。『イグアナくんのおじゃまな毎日』で産経児童出版文化賞、日本児童文学者協会賞、路傍の石文学賞を受賞。『一瞬の風になれ』で本屋大賞と吉川英治文学新人賞を、『聖夜』で小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mocha
87
1巻のラストでの出来事が、6人の子どもたちにもたらしたものは・・・どうして?何のために?という謎はまだお預けだった。3巻を読むしかないな。佐藤多佳子さんは引き込み方がうまい。2015/11/18
ゆみねこ
68
全巻で雷に打たれ不思議な青い光を浴びた6人に宿った不思議な力と、千里が見た白い幽霊の正体。またまた次を楽しみにさせる展開で終了。次へ行きます。2015/04/21
ちはや@灯れ松明の火
50
一緒にいるのは仲の良し悪しとは関係ない。雷鳴響く境内にひらめいた青い光、それぞれ目覚めた超能力、家族にも話せない秘密を分けあっているだけ。もしも心が読めたら、人を操れたら、空間を越えられたら。自分が自分でなくなる恐怖と興味がもつれあう、便利なようで不便な能力、仲が良くても同じ考え方とは限らない。情報収集と実験考察、意見がぶつかる六人秘密会議、仲なんか良くなくても運命共同体だと自覚はしている。舞い降りた白いカラス、語られる謎のかけら。物語の中に入り込んだような、物語が飛び出してきたような、十一月の黄昏時。 2015/03/01
浅葱@
49
「なんなんだろうね、わたしら……」6人それぞれが受け取ってしまった不思議な能力。変化に対しての違う気持ちと関わりからの雪気の登場。そこに6人の気持ちが集まる光景が自然で淀みがなかった。子ども時代に出会いたかったと思った。さて、これからどうする?次にいきます!2015/11/24
佳音
47
武道の天才少女・千里。その従弟で生き物大好き・星司。頭脳明晰、理系男子、数斗(スート)。知的カッコいいジャイアン、仕切りや・礼生。おどおど泣き虫少女・美音。人生に冷めた毒女子・有紗。つるみようがない小学五年生6人が、神社の御神石・星明石に触れた時、青い光が放ち、雷で失神する。そこから彼らに不思議な能力が備わってしまい・・!いきなり遣わされた能力に戸惑いながら、6人は気づかぬうちに結束する。それぞれの良さをしぶしぶ認めあいながら(笑)2015/03/07