柿の木

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  • サイズ A5判/ページ数 79p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784037451103
  • NDC分類 K625
  • Cコード C8340

内容説明

柿の木は、いったい何を言おうとしているのだろうか?丘の上に立つ一本の柿の木は、忙しい現代人が忘れている、大事なもののあることを思い出させてくれました!!小学上級から。

著者等紹介

宮崎学[ミヤザキマナブ]
1949年、長野県に生まれる。精密機械会社勤務を経て、1972年、独学でプロ写真家として独立。『けもの道』『鷲と鷹』で動物写真の世界に新風を巻き起こす。現在、「自然と人間」をテーマに社会的視点に立った「自然界の報道写真家」として日本全国を舞台に活躍中。1978年『ふくろう』で第1回絵本にっぽん大賞。1982年『鷲と鷹』で日本写真協会新人賞。1990年『フクロウ』で第9回土門拳賞。1995年『死』で日本写真協会年度賞、『アニマル黙示録』で講談社出版文化賞。2002年「アニマルアイズ(全5巻)」シリーズで学校図書館出版賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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KAZOO

137
長野県の伊那谷に樹齢80年以上の柿の木がありそれを時間をかけてじっくりと撮影した写真集です。すべての季節に同じアングルから移されていて眺めているだけで、凛とした気持ちにさせてくれまたがんばらなくてはという気持ちにさせてくれる写真集です。樹形も非常にいいですね。味があります。2016/08/28

kinkin

59
長野県の寒村にある樹齢80年ほどの柿の木。特別な木でもなく普通の柿の木を四季を通して観察したエッセイと写真。冬から春、夏、秋、柿の木の姿を美しく捉えると同時に、木にまつわる人や暮らしの話が沁みる。特に40年代後半からはゴルフブームの始まりと同時に大きな柿の木は多くが伐採されたという。ゴルフクラブのヘッドの材として。四季を生き抜いた木がゴルクラブになったときその悲しみはどんなものだったろう・・・図書館本。2016/02/16

遠い日

17
長野県は伊那谷の柿の木に魅せられた宮崎さんの2年間の記録。決してそれは郷愁ではなく、現代のわたしたちが忘れてしまったものへの提言だ。季節を追い、その折々に魅せる樹形の美しさ、不思議さ。持ち主はいるものの無人となった家屋のそばでじっと立ち続ける柿の木に、厳かな意思さえ見えるようだ。かつてはどこにも植えられていた柿の木が、切られていった時代の背景、社会の変動。麓の町を見下ろす柿の木にも、世知辛い世間の風が吹いていることに寂しさを感じる。2015/03/25

ヒラP@ehon.gohon

9
長野県伊那谷の寒村にポツンと残された一本の柿の木を、宮崎学さんは同じアングルで写真を撮り続けます。 昼となく夜となく、春も夏も秋も冬も。 小高い山から見下ろす人里が背景に見えています。 時折動物たちが現れます。 そして、柿が実り、少し収穫され、たくさんの実が残されます。 東金幸枝さんの誕生を祝って植えられた苗木は、東金さんの人生と成長をともにしたものだから、人が去っても愛着を持ってそのままでいるのです。 一本の柿の木が奏でる詩情は、とても奥深いものでした。2015/12/15

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

6
北海道では馴染みのない柿の木です。長野県伊那谷の柿の木の2年間の写真記録絵本。2023/04/03

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