内容説明
文化祭、部活、習いごと、受験。なにかといそがしい中3の秋、学校近くの公園で、通りがかりの人がとつぜん切り傷を負うという事件が連続しておこった。しかし、その犯人を目撃した人はだれもいない。現場に立った夏菜は、そこで姿の見えない奇妙な声をきく。いったい犯人は、何者なのか…!?中学3年生の霊能力者・三須夏菜の日常と冒険。
著者等紹介
斉藤洋[サイトウヒロシ]
1952年東京生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。児童文学作家、亜細亜大学教授。1986年『ルドルフとイッパイアッテナ』(講談社)で講談社児童文学新人賞、1988年『ルドルフともだちひとりだち』(講談社)で野間児童文芸新人賞を受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sakuranohappa
3
夏菜はあいかわらずなんだけど、俊介がなんだかものすごく頼もしくて、素敵になっている巻でした。あいかわらず一気読みしてしまいました(笑)2014/02/24
杏子
3
シリーズ3作目。またさくさく読めました。かまいたちという妖怪が…という話。妖怪よりも幽霊よりも、人間が一番怖い、ってそうなのかも。2012/06/21
速水 舞
2
シリーズ三巻です。公園で謎の怪我をする事件が相次ぐ。カナと俊介はその事件を調べようとする。俊介頭いいなぁ…と感心しっぱなしの三巻でした。次で最後とはさみしい2013/10/14
ようこ
1
2巻を飛ばしてこれを読んだらかなちゃん俊ちゃんの距離が近づいててニヤニヤ。俊ちゃんの大胆さが存分に発揮されていた。2012/09/16
哉-sai-
1
やはり、さくさくっと読めて面白かった。タイトルに“かまいたち”とあったから、妖怪好きとしては少し期待したケド…やはり幽霊だったか。俊ちゃんの「妖怪は平気だけど幽霊はな〜」という言葉、同感!どちらも怖い対象になりうるのに、不思議と妖怪は親近感わくよなぁ(笑)それと、文化祭ときたから、初の校内事件も期待したんだケド、サクッと通り過ぎてしまうあたり、児童書らしいというか…物足りない。全4巻らしいので、後半なんかな?…そんなカンジないケド。つまり、中学卒業で終わりってことかな…『高校編』が欲しいトコだ。。2012/01/20