出版社内容情報
中国の殷の時代。狐の化身である妲己(だっき)にそそのかされて、忠臣や皇后を次々に殺していく紂王(ちゅうおう)。人間と仙人たちが繰り広げる戦記物。 小学校高学年から
内容説明
今から三千年前の商の時代。文王亡きあとの周を受けついだ武王は仙界からおくられた姜子牙を丞相とし、また、あらたに仙界からすぐれた道士を迎える。商の大将軍とうたわれた黄飛虎も味方に加わり、つぎつぎに攻めくる商軍から、西岐城を守りとおす。商軍ではついに、聞仲太師が討伐隊を指揮することになった。天命は商にあるのか、それとも周に…。古代中国を舞台にした戦記ファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
31
中巻からいよいよファンタスティックな要素が全開に。様々な人物、仙人が多数入り乱れ奇想天外な宝貝が飛び交う。それでいて圧倒的に読みやすい。十絶陣の戦いなど少年漫画のノリで、そりゃ漫画化されるわなあと思ってしまう。2014/06/25
紫陽花と雨
24
本場な封神演義第2弾、表紙は楊戩(中華な挿絵でもイケメン扱い)宝貝を使った仙人・道士の大戦乱。登場人物たちの(商から周へ、もしくは逆)切り替えの早さにびっくりすることも。太公望はやっぱり策士だし、申公豹にみんな騙されすぎだし、五光石は当たっても顔が濃くならない(←ちょっと何か期待していた)けれども痛そうだ。黄天化の莫邪の剣は本当にライトセイバーみたいだし、藤崎氏が楽しくアレンジしつつあそこまで漫画に再現したことに改めてすごいなと思いました。それにしても鄭倫の鼻からビームにはウケた(笑)次巻ラストへ続く!2018/08/16
ゆぎ🖼️
12
宝貝を使った武器の技が魅力的。まさに必殺技。そして戦う相手とも潔く礼節がある感じ、🤔現在の戦争て恐ろしい火力の兵器や戦闘機、無人のドローンなどを作っている人たちは宝貝が人から人へ受け継がれていく話や人の命の儚さ、魂が運ばれていくことを知らない。恐ろしく強い武器は誰でも使えるものではないし、長年修行を積んで力を得た人が手にするものだと感じる。現代は戦争のための恐ろしい武器が溢れていて、将来を担う子どもたちは不安で兵器を受け継ぐ支配者になるほど魂なんて失くなるんじゃないだろうか。2024/02/20
魚京童!
12
中国のアメコミ!たくさんヒーローが出て来て、敵がばったばった死んで、最後は正義が勝つ!なんてすばらしい世界なのだろうか!2018/08/24
ツキノ
8
特に印象に残るのは土行孫。2013/11/16