出版社内容情報
小学1年生の奏楽は父親とともに空手を習いはじめた。
その道場に通う同じ学年の遥人は、群を抜くうまさで奏楽はその姿に魅せられる。しかし、いっこうにうまくならない奏楽は、中学受験を言い訳に空手をやめた。そして、偶然、遥人が自分と同じ中学に通っていることを知る。
意外にも、遥人は、空手をやめて、野球部に入っていた……。
悩みながら、それぞれの道を選ぶ中学生を等身大に描く。
内容説明
小学1年生の奏楽は父親とともに空手を習いはじめた。その道場に通う同じ学年の遙人は、群を抜くうまさで奏楽はその姿に魅せられる。しかし、いっこうにうまくならない奏楽は、中学受験を言い訳に空手をやめた。そして、偶然、遙人が自分と同じ中学に通っていることを知る。意外にも、遙人は、空手をやめて、野球部に入っていた…。悩みながら、それぞれの日々を生きる中学生を等身大に描く。
著者等紹介
新井けいこ[アライケイコ]
東京都生まれ。『キャンバスには家族の絵を』(文研出版)でデビュー。日本児童文学者協会会員
立原圭子[タチハラケイコ]
主なイラストの仕事に、『きっと、物語はよりそう』(偕成社)、『言の葉は、残りて』(集英社)、『夜がどれほど暗くても』(角川春樹事務所)などの装画制作、ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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雪丸 風人
14
装画が描く澄みわたる青空のように、爽やかな気持ちにさせてくれる作品でした。主人公は空手少女。励みだったものを失い、その道を進むことから逃げていた彼女が、私立中への進学と驚きの出会いをきっかけに自分を見つめ直します。他人との境目をくっきりとさせ、確固たる自分を持つことの意味を見せつけられた気がします。友情が垣間見える場面もよかったな~。たとえそれぞれの道が分かたれていくとしても「みんな頑張れ」と思わずにいられませんでした。迷いを抱えるすべての人たちに薦めたくなる一冊です。(対象年齢は12歳以上かな?)2023/10/20
勝也成瀬
1
さわやかな感じだった。2024/04/01