ジークメーア―小箱の銀の狼

斉藤 洋【作】/にしざか ひろみ【絵】

偕成社（2021/09発売）

• サイズ 46判／ページ数 238p／高さ 20cm
• 商品コード 9784037274108
• NDC分類 K913
• Cコード C8393

出版社内容情報

ジークメーアは、ザクセン公国の北のはずれ、北海に面する洞窟の中で母親とくらしている。泳ぎがうまく、夜でももののかたちがはっきりとわかり、半弓の技にたけていた。
ある夜、村をおそった海賊とたたかう百人隊長・ランスを助けたことから、ジークメーアの運命は大きく動きはじめる。母の言葉に導かれ、12歳になる年、ジークメーアはランスとともに旅に出る。旅の目的は、邪悪な魔神をあやつり、ヨーロッパを征服しようとしている隣国・フランク王国の企みを阻むこと。そのためにはまず、古くから伝わる『マーリンの書』に書かれた「小箱の銀の狼」を手に入れる必要があるという……。

中世ヨーロッパを舞台に、さまざまな敵と対峙しながらたくましく成長する少年のすがたを描く。斉藤洋の冒険ファンタジー、新シリーズ第１弾。

内容説明

これは運命か、宿命か。新たな冒険の物語が幕をあける。小学校高学年から。

著者等紹介

斉藤洋［サイトウヒロシ］
１９５２年、東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。デビュー作『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞を受賞。路傍の石幼少年文学賞、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞を受賞

にしざかひろみ［ニシザカヒロミ］
１９７９年、神奈川県生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。おもにペン（インク）・水彩を使用した作品を制作し、挿絵・装画などの仕事とともに、個展・国内外のアートフェアにて展示を発表（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[頼ちゃん]

同じ斉藤洋のジークと名前が似ているが関係あるのだろうか。最初、絵があまり好きでなくて入り込めなかったが、だんだん引き込まれていった。まだまだ序章。円卓の騎士の話は読んだことがないが、読んでみたくなった。

2022/10/16

[クサナギ 「読んでる本」＝「バイブル本」]

大好きな『ジーク』とタイトル似てるけど違うお話？でも主人公の少年が弓の名手ってとこ共通してるし何かしらつながりがあるのかしら？？？取り敢えずアーサー王伝説を下敷きにした物語の序章。おもしろい！ランス好きかも。子どもの頃から斉藤洋大ファンなんだけどアーサー王の世界は未読なんだよな。そっちも読んどくべき？とりあえず『ジーク』再読始めました←（笑）

2022/02/21

[じゃこ]

斉藤さんの新たなる物語のはじまり。聖杯伝説を下敷きに、その数百年後の世界でジークメーアの物語ははじまったばかり。ジークメーアは白狐魔丸と性格が似てそう。これから展開に期待が高まる。

2021/10/09

[きゅー]

読んでる途中で嫌な予感はしたが、やはり続き物だった…まだ全然序盤だった…　設定は好みのファンタジーだが、ちょっと安易な感じはしたな。あと、絵がめちゃ怖い。

2022/07/26

[はぐれ猫]

隔離された村で母と隠れるように暮らすジークメーア。しかし、とある騎士と共に冒険に出る運命が始まる。円卓ゆかりのファンタジー。アーサー王の世界と対をなすように描かれてるのかも？★★★★⭐︎

2022/01/31