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出版社内容情報
空の上にはふしぎな出会いがいっぱい! 奇想天外な登場人物と「わたし」の掛け合いがとびきりおかしいユーモア小説。
内容説明
さあ、カオスをさがしにいこう!空飛ぶ玄関マットに乗って出会ったのは、毘沙門天、撃墜王、竜宮の右大将!ふしぎが連鎖する短編集。小学校高学年から。
著者等紹介
斉藤洋[サイトウヒロシ]
1952年、東京都に生まれる。中央大学法学部卒業後、同大学院文学研究科ドイツ文学博士課程前期修了。1986年に『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞を受賞してデビューし、1988年にその続編『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞を受賞。1991年にそれまでの業績にたいして路傍の石幼少年文学賞を、2013年に『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞を受賞
高畠純[タカバタケジュン]
1948年、愛知県に生まれる。愛知教育大学卒業。絵本『だれのじてんしゃ』でボローニア国際児童図書展グラフィック賞、『オー・スッパ』で日本絵本賞、『ふたりのナマケモノ』で講談社出版文化賞絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみねこ
74
ギュレギュレの続編。カオスの管理人となった主人公、空で不思議な人たちと出会う。重たい物語を読んだあとにこういう1冊はとてもリラックス出来て最高!これは小学生にはちと難しいかな。最終章の不思議な島で出会った航海者、なるほど~って笑いたくなりますね。こういう本に巡り合わせてもらえる読メに感謝です。2018/01/21
きむこ
57
『ギュレギュレ』の続編。この不思議な世界がクセになる面白さ♡カオスの管理人になった主人公。不思議な人や動物や物が次々に現れて面白い♡それに主人公がこの不思議な物や世界にしっとり馴染んでるのが、なんだか楽しいし、ちょっぴり羨ましい。そしてやっぱり主人公が年齢不詳、職業もよくわからず名前も不明で謎だ(笑)これは大人が楽しめる児童書だね(≧∇≦)★4.5 2018/07/15
わっぱっぱ
29
徹頭徹尾、ゆるっゆるの脱力系図書。空飛ぶマットに乗って電気雲を引き連れ、“カオスの管理エージェント“なる使命まで持ちながら、主人公は成長どころか、何も手に入れられないままなのだ。空で出くわす胡散臭い人たちや珍奇な出来事は、まるでありきたりの、何でもないことのように彼を通り過ぎてゆくのみ。そこが良いのである。解釈など不要。ふしぎは不思議のままに。ふつうは普通のままに。愉しんで生きるべし。2017/08/18
キラ@道北民
26
『ギュレギュレ!』続編。トルコ人セールスマンからカオスの管理エージェントになることを引き受けた主人公が、空で不思議な出会いをする短編集。斉藤さんの西遊記が読みたくなりました。2017/10/07
怜
14
ギュレギュレの続編とは知らず借りたけど、わからなくても面白かった、やっぱり斉藤洋にハズレなしだ。毘沙門天に会ったり、龍の居候がいたり、喧嘩っ早い雲と暮らすのっていいな2017/10/07