遠く不思議な夏

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遠く不思議な夏

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784037271305
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

内容説明

母の郷里ですごした、少年時代の夏休み。そのなんでもない田舎ぐらしの中でぼくは幻とも現実ともつかない不思議なできごとに出会う。昭和三十年代を舞台につづる12の奇譚。小学校高学年から。

著者等紹介

斉藤洋[サイトウヒロシ]
1952年、東京都に生まれる。中央大学大学院文学研究科修了。現在、亜細亜大学教授。1986年『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞を、1988年にはその続編『ルドルフともだちひとりだち』(講談社)で野間児童文芸新人賞を受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞を受賞

森田みちよ[モリタミチヨ]
愛知県生まれ。イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

101
子どもの頃、夏休みのたびに出かけた母の実家。其処ここに不思議なものたちの気配があって、でもどうやらそれが見えるのは僕ときっつあんだけらしい。狐に幽霊、座敷童子、沼目…。昭和30年代の日本の田舎。もしかしたら斉藤洋さんの体験談も盛り込まれてるのでは?こんな少年だったから、あんなお祖父さんの孫だから、わくわく不思議なお話を次から次へと書けるのに違いない。2016/09/26

とろこ

77
児童書だが、大人になってから読んだほうが、深く味わえるかもしれない。主人公が、数えで12歳になるまで、夏休みごとに行っていた、母の実家がある村で体験した不思議な体験。「新盆の夜」はなかなか怖かったが、それ以外は、自然が溢れる田舎であれば、実際に起きそう。「錦鯉とお地蔵様」は笑えたし、ほっこりした。大人になった今は、何事も理論的・論理的に考えてしまうが、子供の頃は、私も、これに近い経験をしていたような気もする。もう子供時代には戻れないが、こうした話をバカにするような、つまらない人間にはなりたくない、と思う。2017/09/06

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

55
子供の頃、私は毎年夏休みになると母の郷里で数日間を過ごした。そこで体験した不思議な出来事を綴った物語全12話。一応大人向けのコーナーに置いてありましたが、どちらかといえば児童書といった感じの話でした。でも内容的には大人でも十分楽しめますし、逆に大人が読むほうがノスタルジックな気分に浸れて良かったと思います。私も小学生の頃は数年に一度田舎に遊びに行ったり、長い休みになると従兄弟が家に泊まりに来たりしていたのですが、その頃の事を思い出して懐かしかったです。祖父が話してくれた物語が面白かったです。★★★★2012/08/03

はる

50
子どもの頃に田舎で体験した不思議な出来事を、私小説的に描いた物語。田舎の家の闇って結構恐いんですよね。そんな雰囲気が良く伝わってきます。淡々と語られる文章は児童文学という感じではないですね。大人じゃないと分からないような毒もあるし。日本的なちょっと怖い世界がお好きな方にはおすすめです。2016/04/05

エンリケ

44
ちょっと前まで当たり前だった田舎の光景。読んでいて父の田舎に毎夏の様に帰省していた少年時代を思い出した。残念ながらこの本で語られる様な怪異には遭遇しなかったが、近所で起こった不思議話はいくつか聞いた。主人公が体験した少年時代の不思議な出来事の数々。本家で体験したお話は恐ろしかったが、その他は至って長閑なもの。きっと昔は身近な出来事だったのだろう。ホラ話が現実化するという祖父も不思議な人だったが、何と言っても謎の人物きっつぁんが興味深い。ちょっと妖精じみたその言動が地味なお話に彩りを添えていた。2016/02/25

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