たたみの部屋の写真展

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  • サイズ B6判/ページ数 197p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784037271008
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

内容説明

中学に入ったばかりのタモツとユウイチ。ふたりは空き家の庭をかくれ家に決めたが、とつぜん、家主のおばあさんとその娘が帰ってきた。「とおる…、おまえかい?」タモツは認知症であるおばあさんに、亡くなった息子と思いこまれ、夏休みのあいだ、この家に通うことになる―はじめて老いを見つめる少年の、とまどいと成長を描く。小学校高学年から。

著者等紹介

朝比奈蓉子[アサヒナヨウコ]
福岡県に生まれる。筑紫女学園短期大学英文科卒業。会社員や日本水泳連盟の水泳指導員を経て、飯田栄彦氏主催の読書会に参加。これを機に創作をはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Roko

38
認知症を理解してフォローしてあげることが大事なんだということを、タモツくんは少しずつ分かっていきます。核家族が増えて、歳をとるとはどういうことなのかを知らずに過ごしてきてしまったわたしたちは、こういうことをキチンと知らなければなりません。いつか自分も通る道だと思いながら。楽しかったころの思い出が映っている写真を、おばあさんはつい最近のことだと思って見ていたのかもしれません。今はもういなくなってしまった人たちが映っている写真を見て、笑うことができたら、それでいいんですよね。2022/03/07

miyumo

9
認知症はある意味年をとると誰もがなる可能性があるわけで、高齢化が進んでいる現代においては本当に特別なことではなくなっている。でも、実際に家族が自分のことをわからなくなったり、自分のことを泥棒のように言ったら悲しくて悔しい気持ちになってしまうだろう。それでも、程度の差があると思うので一概には言えないが、それを自然のこととして受け入れることができたら良いなと思う。ユウイチくんのお母さんのように。そして、保くんとユウイチくんのような素直な気持ちは、歳を取るほどに忘れてしまうものだけど、時々思い出したいと思う。2022/03/27

糸車

9
三月の子供の本の読書会課題本。認知症になった家族が自分を忘れていくばかりか、物を盗ったと思い込むという話はよく聞く。対応はいろいろあると思うけれど、ユウイチの祖父が亡くなった後、似たような財布がごっそり出てきて驚いたという話に泣かされた。母のエプロンのポケットからいつも出て来た財布。財布を盗ったと疑われても抗弁せず、祖父の気持ちをなだめることに徹したユウイチの母の強さにやられた。高取先生の誓約書も泣ける。ごく普通の中学生タモツとユウイチの優しさ、思いやりに大人が救われる場面が多く、心に残るお話でした。2014/03/28

にま

4
偶然、訪れた家で出会ったおばあさんに息子と間違われたタモツ。そのおばあさんは認知症でした。おばあさんの娘に頼まれて夏休みの間、その家に通うことになったトモツと友人のユウイチ。少年たちとおばあさんとの交流がとてもいいです。2009/11/16

ゆにす

3
いいお話しだった。後半の手紙のところ、電車の中で読んでるのに、涙と鼻水😢が出てきて、困った。2021/07/27

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