エアーマン

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  • サイズ A5判/ページ数 585p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784037268404
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8397

内容説明

アイルランド沖の小さな君主国、ソルティー・アイランズ。少年コナー・ブロークハートは、王の殺害犯に仕立てあげられ、リトル・ソルティー島の監獄へ送られてしまう。少年は2年に及ぶ過酷な牢獄ぐらしを生きのび、いま真犯人に復讐を果たすべく、黒い翼の『エアーマン』となる。

著者等紹介

コルファー,オーエン[コルファー,オーエン][Colfer,Eoin]
1965年アイルランド・ウェックスフォード生まれ。ダブリン大学を卒業後、ウェックスフォードで教師となる。2001年に「アルテミス・ファウル」シリーズ(角川書店)を刊行し世界的ベストセラーに。以降、教師を辞めて作家となる。アイルランド在住

茅野美ど里[チノミドリ]
翻訳家。1954年東京生まれ。上智大学外国語学部英語学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

54
少年版モンテ・クリスト伯と評されるのも納得の内容。ストーリーも無実の罪で投獄→脱獄→復讐という流れで踏襲している。舞台や時代設定も秀逸で児童書とはいえ、分厚くても読ませる。投獄のくだりは悔しさと絶望感に溢れ、脱獄パートの危機一髪感も素晴らしい。その後、主人公がタイトル通りエアーマンとなってから物語の緊張感が落ちる。終盤の活劇はなんだか巻き展開みたいで、もっと盛り上げてほしいところ。復讐劇だけでなく飛行ロマンでもあるし、そっちは良く描けてるのだが。終わり方も爽やか。全体的に高いレベルだが惜しい部分が大きい。2017/12/31

るりこ

4
好きなのです、こういう冒険物が、子供の時から。くじけても、壁にぶつかっても、自らの機知と力と、それに引き寄せられる周囲の人々の協力とで立ち上がり乗り越えて行く。何だかなぁ、と感じてしまう所もなきにしもあらずだが、魔法のない所がいい。悪が悪だけのままで終わるのはしょうがないけど、やっぱりいつもちょっとした不満が残る。話し言葉も気になってしまった。2013/06/07

れじーな

3
収監されて以降、一気に面白くなりました。無実の罪をきせられ、実の親にも誤解され、それでも生き抜いた主人公は、何だかんだ言っても良い子で、いじらしかったです。強がって非情なコナー・フィンになりながらも、最後にお姫様や両親の許へ文字通り飛び込んで、そこで不意に当時の言葉遣いに戻ってしまった台詞がとても印象的でした。飛ぶことに関しても、充分に専門的で、19世紀の飛行機状況がどんなものだったか、黎明期の情熱に触れるのも楽しかったですね。2014/05/25

MOMO

3
子供向けの冒険活劇!てぇ感じで面白かったんだけど、本の帯から受けた印象とはちょっと違ったわ。もっと早いうちからエアーマンになって、いろんなことをするのかなぁと思っちゃったもんだからさぁ…それでも、彼が師の教えと、持って生まれた気概と知恵で苦難を乗り越え策を練り、一旦はあきらめたものの、失ったすべてを取り戻すために悪に立ち向かっていく物語は、展開が読めていようとも心躍るものでした。「乾杯しちゃった?飲んじゃった?」が、けっこう好きなのよ私…2012/05/30

acidrain

2
この作品はロックマンのボスの話ではありません。500ページ超えは初めて読みましたが、だれることなく続きが気になる内容で夢中で読みました。ただ、脱獄の作戦は無謀でひやひやした。絶望の中過酷な牢獄生活を過ごし、彼を支えていた盲目のピアニストも良い人で最後まで支えてくれて本当に良かったと思う。一番良かったのは、真犯人に復讐する動機があってもコナーが誰一人殺さなかったことでした。本当に面白かった。2012/07/10

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