内容説明
ママとはなれ、養護施設でくらすトレイシー・ビーカーは、やんちゃでパワフルな女の子。施設や里親家庭を転々としてきたけれど、いつかはママが迎えにきてくれるという希望をもちつづけている。ある日、取材にやってきた作家のカムと意気投合し…。笑いあり、涙あり、少女の視点で書きつづった物語。小学校高学年から。
著者等紹介
ウィルソン,ジャクリーン[ウィルソン,ジャクリーン][Wilson,Jacqueline]
1945年イギリスのバースに生まれる。イギリスで最も人気のある児童書作家のひとり。『バイバイわたしのおうち』(偕成社)でチルドレンズ・ブック賞、『ふたごのルビーとガーネット』(偕成社)と「リジーとひみつのティーパーティ」(理論社)でスマーティーズ賞、『タトゥーママ』(偕成社)でガーディアン賞を受賞
シャラット,ニック[シャラット,ニック][Sharratt,Nick]
1962年イギリスのロンドンに生まれる。イラストレーター・絵本作家として活躍している
稲岡和美[イナオカカズミ]
1969年三重県に生まれる。京都女子大学短期大学部卒業。会社員、子ども英会話学校講師を経て、児童文学の翻訳業に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シエロ
3
?2018/10/11
頼ちゃん
3
最初はちょっと読みづらい感じかしたけど、だんだん面白くなりました。トレイシーが幸せになりますように。2015/05/17
チホ
3
【図書館】小学校の頃はずっとこういう本を読んでいた。トレイシーの描いてることが切なかったりおもしろかったり色んな表情があって小学校の頃に戻った気分だった。絵はすごく好き!ジャクリーン・ウィルソンはおもしろいな~2015/03/18
そら@真面目にダイエット中
2
以前「おとぎばなしはだいきらい」というタイトルで出版された時にも読みましたが、トレイシーの強がりや、乱暴なとこややんちゃなとこに垣間見える淋しさと悲しさがなんとも切ない物語でした。2011/02/22
Tomio
1
①での出来事が、②で無かったことにされているので、違和感を感じながら読んだら、 イギリスでは①③②の順番で発表されたとの事。 お話の時系列が、①②③なので、日本ではこのような出し方になったらしい。 作者は登場人物のアンビバレンツな感情をよく理解して表しているなーと思う。 あと、簡単にうまくいかない所がちゃんとリアル。 だから、たくさんの読者に受け入れられるんだろうなと思う。 本家イギリスでは、「My Mum Tracy Beaker 」という、トレイシーがママになってるっぽいお話が出てるらしい。読みたい!2020/08/31