アンナの戦争―キンダートランスポートの少女の物語

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アンナの戦争―キンダートランスポートの少女の物語

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  • サイズ 46判/ページ数 350p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784037268008
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

出版社内容情報

小学6年生のダニエルは、戦争時代の話をきくためにアンナおばあちゃんを訪ねた。

--第二次世界大戦中、12歳のアンナはドイツでのユダヤ人迫害をのがれ、「キンダートランスポート」(イギリスをはじめ各国の家庭がユダヤ人の子どもを受け入れた活動)でイギリスへ避難することになった。
列車の発車寸前、どさくさにまぎれて若い母親からかごを渡される。中には赤ちゃんが! アンナはイギリスに着くまで、その子の面倒をみる。無事に田舎の農場についたアンナ。ドイツにいる両親を心配しながら、英語を学び、里親のもとで新しい生活になじもうと努力する。
ある日、農場の姉弟といっしょに、納屋でけがをした兵士をみつける。イギリス兵だと名乗ったが、アンナは、男がドイツ語をつぶやいたのに気づく。男はドイツのスパイだったのだ。イギリス兵だと信じるふりをして水や食べ物を運んでいると、手紙の投函をたのまれる。
アンナはそれをイギリス軍の大佐に知らせ、男を見はる。こっそり男のあとをつけるアンナだが、みつかってピンチに!--

話をきいたダニエルは、アンナおばあちゃんの誕生日に贈るサプライズプレゼントを思いつく。
ナチによるユダヤ人迫害や、1万人もの子どもたちを救ったキンダートランスポートの活動などの史実をふまえ、緊張感いっぱいに描かれたフィクション。

内容説明

ぼくは第二次世界大戦のころの話をききに、アンナおばあちゃんをたずねた―ドイツに住んでいた少女アンナは、ナチによるユダヤ人迫害をのがれるため、キンダートランスポート(子どもの輸送)という救援活動によってイギリスにわたった。受け入れてくれたのは、ケント州の田園地帯に住むディーンさん一家だ。ある日、アンナと二人の子どもたちは、納屋で兵士を見つけた。その兵士がドイツ語をつぶやくのをきき、三人で見はることにするが…。息つくまもないサスペンスと、深い感動に満ちた物語。イギリスの児童文学賞、カーネギー賞ノミネート作品。

著者等紹介

ピーターズ,ヘレン[ピーターズ,ヘレン] [Peters,Helen]
イギリスのサセックス州の農場に生まれ、動物にかこまれて育つ。ケンブリッジ大学卒業後、教師として英語と演劇を教えながら、児童書作家として活動。2022年より作家業に専念。ブライトン在住

尾〓愛子[オザキアイコ]
東京に生まれる。東京大学教養学部卒業後、児童書出版社の編集者を経て、東京大学大学院総合文化研究科にて学術修士号取得。大学院在学中に児童文学の翻訳家としての活動をはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

59
12歳のアンナはドイツでのユダヤ人迫害をのがれ、「キンダートランスポート」(イギリス政府によるユダヤ人の子どもを受け入れた民間活動)で、イギリスへ避難することになった。だが、その列車の発車する直前に見知らぬ母親から赤ちゃんの入ったバスケットを渡される……。アンナの様々な悩みや葛藤が繊細に描かれるとともに、終盤はハラハラする展開で引き込まれました。ただスパイ展開はちょっとやり過ぎかなあ…。主人公のアンナの人生には作者の想いが込められています。丹地陽子さんの描く、表紙のアンナの表情がいい。2023/09/17

chiaki

36
祖母アンナの記憶を辿る物語。水晶の夜以降、独国での暮らしに命の危険を感じた両親はアンナをキンダートランスポートで英国に避難させる。友人からの偏見と両親から遠く離れた寂しさを紛らすように忙しく家事を手伝い、勉学に励むアンナの強さが切ない。後半、スパイらしき不審な男との遭遇から物語はガラリと変わり、その無謀とも思える攻防にハラハラ!両親の生きる希望だったアンナの存在とその想い、運よく生き長らえたとて罪悪感に苛まれながら懸命に生きるアンナ、孫ダニエルが贈ったこれ以上にない誕生日プレゼント…悲喜こもごも感涙必至!2024/06/03

洋書好きな読書モンガー

18
児童書棚にあるけど凄く重たい物語。レビューで教えてくれた読友さん有り難う。今だから言えるけどドイツからほとんどの人が脱出出来なかったのかなと残念。民族浄化という悲劇はWWIでアルメニア人大虐殺という前例が有るけど、2000年祖国無しで生き抜いて来たから今度も大丈夫と思っていたのか。この物語は歴史フィクションだけど未だに戦争難民が無くならない世の中、少女の苦悩と勇気を是非映画化して世界に伝えて欲しい。感動の作品。2024/09/18

12
ドイツに住む12歳のアンナは、ユダヤ人迫害を逃れるため、両親と別れキンダートランスポートでイギリスへ避難した。里親の家族は優しく、学校に通うこともできたが、ドイツから来たことで嫌な思いをしたり、離れたままの両親のことが心配てならない。そんな時、納屋で負傷した兵士を見つけるがー。避難したイギリスにも少しずつ、確実にドイツ軍が近づいてくる恐怖。それでも、勇気をもって立ち向かおうとするアンナ。現実的ではない部分もあるのだろうが、物語として上手くまとまっており、戦争について知り、考えるきっかけになると思う。2023/10/30

鳩羽

11
ドイツに住むユダヤ人のアンナ達家族は、父親の会社が没収され、家財を奪われたりするようになり、国外の脱出を考え始める。なかなかビザがおりず、キンダートランスポートでアンナだけイギリスに行くことになるが…。移動中の困難、慣れない田舎の暮らし、いじめに、自分の持てる力で必死に立ち向かっていくアンナがすごい。史実を土台に、戦争の緊張感を感じながらも、中盤からはフィクション性が強くストレスなく読める。事実らしくないところをどう評価するかという問題はあるが、読み通す満足感と提起される課題の両方がちゃんとあるとは思う。2023/10/30

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