出版社内容情報
四年生のクラスに、ポーランドからきたアンナが転入。ベンはアンナに反発しながらも魅かれていく。幼い心のときめきを描く。 小学校高学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
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転校してきたアンナは不思議で気になる女の子。 ベンはいつの間にか虜になってしまいました。 読んでいる自分が恥ずかしくなるほど、ベンは純粋です。 純粋で真剣で、ラブレターを書いたり、家族に紹介したり、好きだからこそ戸惑ったりするのですが、思い切り自分ではない自分になってしまいました。 傍から見ていると滑稽でもあるのですが、その滑稽さが眩しすぎるのです。 湖で裸になってはしゃぐ二人も、どきりとはしたけれど、無邪気なだけにうらやましいほど自然体なのです。 初恋は切ないからきらめいているのでしょうか。 2012/10/06
ココマ
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ポーランドから来た転校生アンナを「くさい」といじめる子供達。どこでもいじめは同じで悲しくなる。彼女は元はドイツ系なのだが、それゆえお父さんがポーランドで仕事が見つけにくくて、ドイツに来てみてもまた差別にあう。児童書ではあるが、いろいろ学ばされた。2010/02/28