出版社内容情報
自分の成長に不安と期待を抱く12歳の少女の内面を描いた物語。どこにでもある家庭と学校での少女達の哀歓を語る。 小学校高学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y.Yokota
6
12歳の小学6年生、いわゆる第2次性徴の女の子の生活を描いたお話。この時期の女の子同士の会話や考え方は男性の自分にはピンと来ませんが、リアルに描かれていると思います。またその他に宗教・信仰という問題を絡めているのがこのお話のポイントです。マーガレットは宗教が必要かどうか自分で学ぼうとしますが、両親、祖父母から受ける信仰の自由・不自由の数々や友人の影響から、決定に至ることができません。それでも悩んだり迷ったり祈ったりしながら、彼女なりに生きようとする様子が活き活きと描かれている点が大きな魅力だと思います。2020/03/28
アヤ
3
桜庭一樹『ファミリーポートレート』だったか、西加奈子『漁港の肉子ちゃん』だったか、柚木麻子『本屋さんのダイアナ』だったか本好きの女の子が読んでたうちの一冊。82年の本だからちょっと年代が古いけど、アメリカの小学6年生の日常が生き生きと描かれていて魅力的。はじめてのブラや生理がきたかどうかなど日本の女の子がモジモジしてしまうようなことにすっごく積極的なマーガレット(ブラが似合うようにお友達と胸が大きくなる体操までする)無宗教なのに常に神様にお友達のように話しかけるマーガレットが本当にかわいい!2017/03/03
takeakisky
0
TIME's ALL TIME 100 books listから。古書価が高いので図書館で借りる。ローティーンのマーガレットの目線で描かれたストーリー。この年頃の不安やワクワクすることが身勝手なところも含めて等身大で書かれているよう。ジュヴナイルストーリーなので、ものすごく深く考えさせられることはありませんが、悪くない本だと思う。映画が来年4月公開らしいので、再版あるかもしれないかな。あれば1冊手元にあっても、、、仕方がないか。2022/09/04