ウォーズ・オブ・ジャパン 日本のいくさと戦争

磯田 道史【監修】/宮永 忠将【文】/大河原 一樹【ほか画】

偕成社（2015/03発売）

• サイズ A4判／ページ数 190p／高さ 27cm
• 商品コード 9784037051006
• NDC分類 K210
• Cコード C8621

出版社内容情報

旧石器時代～太平洋戦争までの「戦い」を絵と地図で見ていきます。大きないくさと時代を変えた武器は見開きで紹介。歴史家の磯田道史先生監修。

内容説明

旧石器時代から太平洋戦争まで、日本を変えた「戦い」を絵と地図でじっくりとみていきます。刀や鉄砲、機関銃、核兵器など、社会をも一変させてしまった武器もくわしく紹介。またその時代の庶民の暮らしも、ほぼ全ページに渡って流れるようにみていきます。日本はどんな戦いを経ていまの時代に至るのか、そんなことを考えるきっかけとなる一冊です。小学校高学年以上。

目次

第１章　いくさのはじまりから武士の誕生へ（社会を変えたいくさと戦争　食べるため進化したいくさ；えものをうばえ！；消えゆく縄文；コメを守れ！；激しくなるいくさ　ほか）
第２章　戦国の世から天下統一、そして開国へ（社会を変えたいくさと戦争　元寇・文永の役；鎌倉幕府ほろびる；南朝と北朝の激突！；花ひらく室町文化；社会を変えた武器　足軽　ほか）
第３章　幕末の騒乱から悲惨な太平洋戦争へ（社会を変えたいくさと戦争　鳥羽・伏見の戦い；新政府ＶＳ旧幕府　戊辰戦争；最後の武士たちの反乱　西南戦争；近代国家へのあゆみ；社会を変えたいくさと戦争　田原坂の戦い　ほか）

著者等紹介

磯田道史［イソダミチフミ］
１９７０年岡山市生まれ。歴史学者（日本近世・近代史・日本社会経済史）。慶應義塾大学史学科、同大学院文学部研究科卒。茨城大学人文学部准教授などを経て、東日本大震災を機に歴史地震研究のために静岡文化芸術大学に移る。現在、同大学文化政策学部教授

宮永忠将［ミヤナガタダマサ］
１９７３年群馬県生まれ。雑誌「コマンドマガジン」の編集を経て歴史・軍事関係のライターに。現在はオンラインゲーム会社、ウォーゲーミングジャパンに軍事考証担当として勤務

大河原一樹［オオカワラカズキ］
１９６９年埼玉県生まれ。多摩美術大学卒業。イラストレーター。子どもから大人まで楽しめる「あそび絵」をテーマに創作活動を続けている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[出世八五郎]

以前、ラジオにて幼少期の子供には絵入りの図鑑を見せるのがいいと聞いた。それで幼児は好奇心を刺激されて、勉強を厭わなくなる。本書は画がメインの日本通史である。歴史好きには面白いが、詳しくない人間に楽しめるかは分からない。大型サイズの本。

2019/01/30

[1969has]

日本のいくさと戦争がよく分かりました。 自分と違う、仲間と違う、戦いがおこる根本から歴史的な背景まで小学生向けに分かりやすく書かれていて歴史の勉強になりました。おっさんが読んでもためになった。

2018/02/04

[ちゆきち]

この本は子供向けだけど、戦争だけに着目して日本の歴史を一気に見ることができる、ありがたい本です。一つ一つの争いの名前や戦った人などはすぐに忘れちゃうんだけど、こうやって図でさぁっと全体を眺めると日本ってこうやってできたのか！と今さら感心しました。歴史、苦手だったんだけど、ちょっと好きになりました。

2018/02/04

[futabakouji2]

内容は日本史の戦争について書かれている。戦場だけでなく当時の武器についてもイラストで解説されている。武器を最新式にするのは敵に勝つため、味方の犠牲をなくすために必要なこと。そうやって技術が発展したのだが、人類は地球をも滅ぼす兵器を作ってしまう。 磯田さんの序章で説明が心を揺らす。「戦いでいちばん殺されるのは、若い人達です。（略）～若い人や、きみたち、子供が損をさせられてきたわけです」 若い人こそ、歴史に興味を持って欲しいものです。

2018/06/20

[おはなし会 芽ぶっく]

６年生ブックトーク授業【戦争・平和・伝記】で選書した本。今回は見送り。

2022/07/12