内容説明
表題作「遠い野ばらの村」をはじめ、9編のふしぎな短編。現実と異世界の見えない仕切りをまたいでしまった主人公たちの物語です。野間児童文芸賞受賞作。「初雪のふる日」は教科書掲載作品です。
著者等紹介
安房直子[アワナオコ]
1943年、東京に生まれる。日本女子大学国文科卒業。在学中より山室静氏に師事、「目白児童文学」「海賊」を中心に、かずかずの美しい物語を発表。「さんしょっこ」(第3回日本児童文学者協会新人賞)、『北風のわすれたハンカチ』(第19回サンケイ児童出版文化賞推薦)、『風の木の歌』(第22回小学館文学賞)、『遠い野ばらの村』(第20回野間児童文芸賞)、『山の童話風のローラースケート』(第3回新美南吉児童文学賞)、『花豆の煮えるまで―小夜の物語』(赤い鳥文学賞特別賞)等、受賞作多数。1993年、永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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