出版社内容情報
19世紀フランス児童文学の古典的名作の完訳新版。養父によって旅芝居の一座に売られたレミだが、そこで文学や音楽を学び成長する。 小学校高学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たつや
16
最近、児童文学で読んだことがない作品が多いことに気づき、読み始めています。家なき子も、安達祐実のドラマの存在は知ってますが、見たことありませんでした。読んでみると、子供の頃に見た「母をたずねて三千里」によく似てるなと思いました。宮崎駿でスタジオジブリで、アニメ化して欲しいです。旅芸人や、猿、もう、世界観が全てジブリワールドですね。素晴らしい。個人的には牝牛がいかに素晴らしいのかを説明するところが好きです。挿絵も雰囲気があっていいですね。児童文学、侮るなかれw2016/06/25
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
12月予定の4・6年生のブックトーク授業【テーマ 冬休みに読んでみよう】用に選書。上中下の3巻。2019/11/04
北風
7
ぶっちゃけ、青空文庫のほうは一人称が「わたし」という語り口で、大人になったレミの回想といった語りだったが、こちらは現在形。それにしても、不幸な子。本当の両親から引き離され、しかも母親と思っていた人とは血のつながりが無く、家を追い出されてしまった。引き取ってくれた親方は立派な人物の様子だが、旅芸人の生活は辛い。ヴィレタスは正しいに違いないのに、ちょっとした判断から、大切なものが手のひらからこぼれ落ちていく。どうなってしまうの、レミ!?2016/05/12
浮草
5
「王様のブランチ」で映画が上映されているとの情報をみて、あれ、そんな長い話だっけ?本当の母が見つかってめでたしじゃないの?と思い読んで見る。ここまでは覚えている話とそう違わない。バカの役は本当のバカにはできないっていうのは、よく覚えている。2020/11/27
三毛猫メリー
5
アニメ視聴済(原作に近い日テレ版)突然帰ってきた養父に売られ、ヴィタリスと旅するレミ少年の話。旅をともにする猿と3匹の犬の描写が上手い。18-1022018/11/19