偕成社文庫<br> モロー博士の島

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偕成社文庫
モロー博士の島

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784036521401
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8397

出版社内容情報

プレンディック青年が助けられた南海の孤島はモロー博士の秘密の実験室だった。狂気の天才モロー博士は新人類を作ろうとしていた。   小学校高学年から

内容説明

南海の孤島で、いまわしい実験をくりかえす、狂気の天才科学者、モロー博士。モロー博士の夢みた人類の未来とはなんだったのか。『タイムマシン』『透明人間』の作者として有名なH.G.ウェルズのもうひとつの傑作。小学上級から。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イエローバード

21
『透明人間』や『タイムマシン』と並び、19世紀末に書かれたウェルズの傑作。遭難した主人公が絶海の孤島に流れ着くと、そこには謎の生き物が。それはなんと、狂気の天才科学者モロー博士が生み出した動物人間だった……。とにかく怖すぎて、ページをめくる指が震えるほど。動物人間の作り方があまりにも雑なところ(笑)も怖いけど、最後に待っていた展開も、まったく想像がつかないものだった。でも実はただの〝怖がらせ本〟ではなく、重要なテーマがあり、訳者のすばらしい解説のおかげもあって、とても勉強になりました。2022/02/21

asiantamtam

20
タイトルはとても有名で知っていたけど、読んだことがなかったので挑戦してみた。100年以上前に書かれた本だと思えない内容で、当時のキリスト教にはタブーが満載だったのではないかと考えると、改めてすごい名作だと思う。2019/07/16

まこ

10
人間社会は優れているから動物にも無理やりその良さを味合わせてあげる。自分の立場が上だと思ってる人間のエゴそのもの。けれど、主人公が終盤狂いかけたように、モロー博士も最初は動物や人の進化を期待して行ったが、隔離された環境ゆえに主人公以上に狂ってしまたんだろうな。序盤に遭難したままでも、島に漂着してもロクな結末待っていない2018/01/15

サラサラココ

6
しばらくするとこどもが手に取る、H・G・ウェルズ、今回はこの本。1896年の作品。現在のような科学の発達を見る前に書かれた話なのに衝撃的。2021/12/20

かっぱ

6
読み返してみると、SFというよりは寓話的な物語に読める。どのように動物人間をつくりだすのかではなく、動物人間とはなになのか、というのが物語の中心のよう。今の時代でようと、動物人間を作り出すことの倫理性(宗教的ではなく、動物権的)が気になるのだけど、そういう視点で読んでみるのもありかも。2015/10/01

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