出版社内容情報
小学校高学年から
内容説明
寄宿学校の生徒14人と見習い水夫モコを乗せた帆船が嵐で漂流し、無人島に漂着した。少年たちはこの島をチェアマン島と名づけ、自分たちの生活を築いていく。冒険物語の古典名作を定評あるレオン・ブネットのさし絵と新訳で贈る完訳決定版。小学上級以上向。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みや
36
無人島に漂着した少年達が力を合わせて生き抜く冒険小説。当たり前のように「十五少年漂流記」と認識していたので、原題の直訳が全く違うと知って驚いた。子ども向けの完訳版で読みやすい。「蠅の王」を読んだ後なので、その差を強く感じた。どんな状況に陥っても精神が健全で、思いやりや優しさといった人間の『善』で成り立っている。元々が裕福で知識のある子たちが多い上に、物資や娯楽品が豊富な恵まれた環境であることが大きいのだろう。銃や火薬も多くあるので『悪』の比率が増せば最悪な展開になるのだろうが、残念ながらきっとならない。2017/10/20
さゆ
11
読まねばならぬ、と思って読みましたが、おもしろかったです。完訳ものを読むにしても訳者がいっぱいいて、とりあえず、今回は偕成社を読みましたが、福音館も読んでみようとは思っていますが・・・いつになることやら。2011/09/29
サラサラココ
5
十五少年漂流記を読んで以来、こどもが読みたがっていたが、やっと読んだ。完訳版上巻。2021/08/14
水の都
4
小学生で読んだけど題名しか記憶になかったからこの機会に。海外児童文学読み残し第4弾。あらゆるシーンで専門的。この作家の脳内を観察したい。絶好調で下巻GO!2020/05/19
sattin
1
文章が古めかしいんだけど、それでもぐいぐい読めてしまう。翻訳よりともかく内容が面白いってことでしょうね。しかししっかりした中坊たちだわ・・・。2019/09/16