出版社内容情報
小学校高学年から
内容説明
名探偵ポワロのところに、ABCと名のる人物から犯罪を予告する手紙が送られてきた。そして、予告された日、Aではじまる町でAではじまる名をもつ老婦人が殺され、死体のそばにABC鉄道案内がおかれていた。つづいて、Bの殺人を予告する手紙が…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜(いざよい)
14
クリスティの中でも五本の指に入る名作ABC殺人事件。初めて読んだ時"木の葉を隠すなら森の中"的な連続殺人が衝撃的だった。珍しくポアロが犯人の後手に回ってしまう訳だが、加害者と被害者の接点が無いのなら、犯人を探し出せなくても仕方あるまい。やっぱり面白かった。2019/03/02
りず
9
ほんと何度読んでも面白いし、犯人にビックリする!トリックも素晴らしいー!!地名と名前、それぞれABC順に起こる殺人事件。実際に起こったら何がなにやらだけど、しっかり読みとくポアロがカッコいい。2019/03/26
Natsumi
7
実家蔵書
グーミリア
6
この発想が面白い。特にABCなんて、誰でも考えられそうなのに奥が深い。カスト氏が怪しいなあとは、思っていましたが、他に真犯人がいたとは。想像もしませんでした。この作品は、殺人の犯人どうこうってことじゃなくて、動機についてポアロたちが考えていくの主かなあ、と思いました。ポアロとヘイスティングスは、二人とも違う意志を考えを持っているので、それぞれの役割を果たしてくれたのではないでしょうか。アガサ・クリスティの他の作品も是非読んでみたいです。2014/11/17
月
5
子供の頃に初めてお小遣いで買った推理小説だった。クリスティを読むというちょっと背伸びしたドキドキと、文庫や新書より大きく持ち重りのする本の佇まいへのワクワクと、綴られる物語へのハラハラと、様々な思い出のある本書。あれからハヤカワも創元も手にしてはみたが、思い入れのあるこれが1番好き。今も手元に置いてある。2015/02/04
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- 歴史とは何か 岩波新書