偕成社文庫<br> まぼろしの子どもたち

偕成社文庫
まぼろしの子どもたち

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  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784036510900
  • NDC分類 K933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mahiro

10
再読、トリー少年が雨の中汽車に乗り淋しい駅に着き洪水の中を自動車、ボートに乗り換えながらグリン・ノアの屋敷に着く導入部はこの世から不思議に包まれた別の世界に辿り着くようでいつ読んでも引き込まれる。古い館、大おばあさまずっと昔に死んだ子ども達との交流、受け継がれる名前などそこは今と昔が共にある空間なのだ。作品はシリーズ物だが一番初めの瀬田貞二氏訳堀内誠一氏画の版が一番好きだ、別の訳者別イラストの続巻は面白いのだが、本書の背中に微かな冷気を感じるような神秘性が失われている気がする。2020/04/22

みよちゃん

8
前に読んだのは旧版で、40年も前の、ファタジーのテキストの一冊でした。でも読みながら初めてトリーが出会うドキドキする物語となって読み耽りました。記憶では、クリスマス物語のイメージがなかったので、クリスマス前に読めば良かったと思いました。いつか旧版も再読したい。多分講師は、斎藤惇夫氏で「トムは真夜中の庭で」「砂の妖精」「冒頭者たち」などがあり、児童文学にのめり込んだ最初の年でした。グリーンノウを再読しようと思います。2016/12/28

はなこ

2
数十年ぶりの再読。トリー少年とグリーン・ノウ屋敷の子どもたちがだんだん近しい存在になってゆく様子は、数十年の時を経て読んでもワクワクする。小学生の自分はグリーン・ノウ屋敷の庭にある鹿やウサギの形をした庭木を見たいと熱望していて、ディズニーランドで発見したときには胸が高鳴った、形はミッキーだったけど。本書はグリーンノウシリーズとして亀井俊介訳の改訂版が出ているが、この瀬田貞二訳も是非再版して欲しい。2017/09/03

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