出版社内容情報
大きな柿の木のある家で双子が生まれ,一人が柿の木の苗木と共にもらわれていくことになった。表題作ほか代表的な中編4編収録。 小学校高学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
24
「二十四の瞳」しか知らなかった壺井栄の中篇作品集を読んで、改めて終戦直後の家族というものを考えました。 どの作品も貧しい生活と、家族兄弟が背景に描かれています。そして大家族がある一方で、子どもに恵まれない家族がいます。「もらい児」などと今では耳馴れない言葉も出てきます。 作者自身の生活に裏付けされているのでしょうが、こんな時代があったことを噛みしめました。 どの作品も、それからどうなったのかを思わせながら終わります。その余韻が作品を膨らませています。2021/01/22
tamako
6
青空文庫で表題作のみ。壺井栄は二十四の瞳は読んだことなくて、表題も忘れたけど短編童話が三作載ってる古い本を子どもの時に読んだ。子どもが養子に行くとかもらうとかをテーマにしつつ、子どもの目線でほのぼの描いてるのが良い。https://www.aozora.gr.jp/cards/001875/card58602.html2022/03/13
すばる
6
「お母さんのてのひら」教科書で読みました。懐かしい。2019/06/25
明鈴
2
急に読みかえしたくなって。優しい壷井栄さんの本。2014/03/19
田(゚_ 。)村
0
1998/10