出版社内容情報
歴史あるゴンダールの町でくらす13才のナティ。妹たちの面倒をよくみるナティの将来の夢は、アクションスターになることです。
内容説明
エチオピア北部にある町、ゴンダール。時間がとまったように、古くからのくらしや遺跡がのこるこの場所に、13才のナティが住んでいます。幼い妹と弟のお世話をがんばるナティの将来の夢は、アクションスターです。小学校中学年から。
著者等紹介
東海林美紀[トウカイリンミキ]
1984年山形県鶴岡市生まれ。2007年から2年間、青年海外協力隊に参加。アフリカ・ニジェールの現地NGO事務所と診療所でHIV/エイズ対策にとりくみ、サヘル地帯にくらす人びととの生活のなかで撮影をはじめる。帰国後はアフリカ、アジアの女性の健康と権利をテーマに撮影をおこなう。現在は、世界と日本各地にのこる伝統的なくらしと自然を撮影・取材している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみきーにゃ
73
本当に頼れるおにいちゃんのナティ。暦も日本とは全く違いエチオピアは一年が13ヶ月。お客さんを招いてのコーヒーセレモニーに是非参加してみたい。2022/01/16
itokake
14
豊かな文化と古い歴史を持つエチオピア。なのに、旅行者のブログのような内容。このシリーズ愛読しているが、これまで何冊か薄い内容があった。これもその1つ。主人公のナティは13歳、趣味は部品集めで電化製品を直すことも得意。何を直したことがあるんだろう。80を超える多民族国家だけど、一家のアイデンティティは不明。才気あふれる少年ナティ君は、「書く」のが苦手。彼には「書くことは重要ではないようです」と著者の独断にはびっくりした。祭りやはちみつ酒の詳細があるのに、やや内気そうなナティ君の内面には踏み込めてない。2022/06/27
猫
8
図書館本。いろんな国の子供たち(ともだち)の生活を覗いてみよう、なシリーズのエチオピア編。笑顔が素敵なナティ君、なかなかハンサム。お母さん28歳、お父さん32歳と、このシリーズで紹介される家族の中では断トツのお若さ。弟妹の面倒をよく見る頼れるお兄ちゃんだけど、意外とケンカもしているのも後書きで書かれていて、なおさら微笑ましい。2019/04/01
ツキノ
7
世界のともだち28。ナティの笑顔が素敵。おかあさんは15歳で出産。お客さんが来てのコーヒーセレモニー、新年の準備などが興味深い。エチオピア正教の天井が…怖い。まさに文化のちがいを感じる。2016/09/27
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
5
4年生冬休みおすすめ絵本のブックトーク。国語科の教科書で紹介されてい本や単元、著者の本などを紹介。隣国、戦争・内戦がある国、貧しいと言われている国に絞って紹介。誰もが友達になれそうだし、自分たちと変わらない日常を過ごしているのに、そこには大きな影がある…。2023/12/20
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