出版社内容情報
田んぼが広がるのどかで美しい町、パロ。花や草で髪かざりを作ったり、大きな木にのぼったり。リクソルは、自然のなかであそびを発明する名人です。
内容説明
山にかこまれ、田んぼがひろがるのどかで美しい町、パロ。200年前にたてられた伝統的な家にリクソルはくらしています。花や草で髪かざりを作ったり、大きな木にのぼったり。リクソルは自然のなかであそびを発明する名人です。小学校中学年から。
著者等紹介
齋藤亮一[サイトウリョウイチ]
1959年札幌市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。三木淳氏に師事。フリーカメラマンとして雑誌や書籍の仕事を中心に活動。ライフワークとして、世界各地を旅し、作品を発表している。特に1989年のベルリンの壁崩壊直後より、変わりゆくロシア、東欧など旧共産圏のほとんどの国を回る。近年は「命の輝き」を求めて、日本の風土や祭りにもカメラを向けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみきーにゃ
69
登録漏れ。ブータンの英語力がちょっと意外!!幸福度の高い理由がもう少し知りたかったな。2021/12/23
アキ
36
GNH(国民総幸福量)を大切にしている国ブータン。8歳のリクソンは首都ティンプーから西の町パロに6人家族で暮らしています。4階建ての家の1階に牛小屋、4階に乾燥するための肉を吊るしています。父は高い給料を求めて米国へ働きに行ってしまいました。米が主食で水田と牛の世話と家事はお母さんが全部やっています。目の回るような忙しさですが「幸せです」と答えてくれました。日本でそう言い切れる人はどの位いるのでしょう?決して豊かな生活ではないけれど豊かな自然と家族がいます。リクソルは将来なりたい英語の先生になれたらいいね2019/03/17
ツキノ
18
王子の誕生のニュースが入ってきたばかりのブータン。民主化は2008年、義務教育制度はない。この本のリクソルという名の女の子は私立小学校の2年生。授業は国語と環境科学は公用語のゾンカ語、その他はすべて英語だという。200年前に建てられた歴史のある家で暮らし、両親は外で働くほかに牛の世話もあり、田植えもする。最後に描かれている法事の様子が興味深い。2016/02/11
ペイトン
18
GNHを大切にしている国ブータン。8歳の少女リクソルの純粋なまなざし。おかあさんの笑顔がまたとびっきり素敵でした。2015/10/06
猫
10
図書館本。いろんな国の子供たち(ともだち)の生活を覗いてみよう、なシリーズのブータン編。リクソルが住むのは200年前に建てられた家。日本でいえば江戸時代末期ごろ…すごい。大きな家の意地や家畜の世話、田んぼや農作物の世話と忙しい家族を手伝いつつ、伸び伸びと暮らしている。公立の学校は無料で通えるけど、義務教育制度はない。リクソルは私立の学校に通っていて、授業はほぼ英語だそう。上のレベルの教育を受けようと思うと英語の本を読む必要があるからで、色んな本が翻訳されまくってる日本との違いを感じた。2018/12/16