出版社内容情報
ケニア西部のビクトリア湖。湖の近くにアティエノが住んでいます。放課後は、牛の世話やまき拾い、家のお手伝いで大忙しです。
内容説明
ケニア西部にあるビクトリア湖。この湖の近くで、アティエノは家族とともにくらしています。まき拾いや牛の世話を一人前にこなし、お姉さんやともだちとおしゃべりする時間が大好きな小学生です。将来、ともだちになるかもしれないだれかの毎日。世界36か国で写真家が撮りおろした、「世界のともだち」シリーズ!小学校中学年から。
著者等紹介
桜木奈央子[サクラギナオコ]
1977年生まれ、高知県出身。立命館大学在学中に訪れたアフリカで戦争を目のあたりにして衝撃を受け、写真を撮りはじめる。小学校や中学校で「べつの生き方の可能性」をテーマにアフリカの暮らしを紹介する活動もしている。新聞や、雑誌「翼の王国」などに写真、エッセイなどを掲載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみきーにゃ
80
すっごくすっごく幸せそうな笑顔(^^)家事のお手伝いに兄弟の面倒を見て日曜日は教会に通いと毎日忙しい生活を送っているアティエノ、12歳。決して豊かな生活を送っているわけではないけども、家族みんなで協力しあい家族みんなニコニコとすっごく幸せなことが伝わってくる。2021/05/25
のぶのぶ
35
家では、雨や夜以外は、外で生活をするのかあ。でも、カバに襲われないように家の周りに生け垣をしているそうです。でも、そんなところでも、パソコンが使える時代になるそうな。水は、飲用以外は、溜池の水かあ。学校は、教科書はひとりずつなく、回し読み。通学風景がなんとも大自然。笑顔が素敵。日本は、ものが豊かではあるが、何が本当の豊かさなのか、こういう本を読むと、考えさせられる。キリスト教で教会があったり、カラフルな布で服を作ったり、イギリスとは、また違う色あいの写真。風土に寄ってこんなにも違うものか。2019/03/03
猫
12
図書館本。学校や教会や家の仕事でたくさんのことを学びながら生活するアティエの楽しそうな笑顔もいい。原色の鮮やかな色の服が映えてよく似合う。村で売っている商品やサービスには値札がなく、挨拶から始まり会話を楽しみながらする値段の交渉を時には二時間くらいかけるのだそう。時間がゆっくり流れている感じ…日本が慌ただしすぎるだけかもしれないけど。2018/06/03
itokake
11
このシリーズに時折みられる、残念なよそ行き感がでていた。ケニアのビクトリア湖畔ウソマ村に暮らす12歳の女の子アティエノ。朝は羊の放牧から始まり、夜はランプやろうそくの明りで宿題をする。肉や魚は毎日食べることができない特別な食べ物のはずなのに、豪勢な料理は取材陣のためなのか。数年に1度しか新調しない洋服も、本書の撮影用に町に行き買ってもらったのだろう…。こういう「よそいき」の演出、いらない。それより、毎朝の羊の放牧は、何処に連れて行く?食べ終わる頃、羊を迎えに行く?そういうことが知りたかった。2022/07/09
しろくま
9
ケニア西部にあるビクトリア湖の近くに暮らすアティエノ12歳を紹介した本。土づくりの家で暮らし、朝一番の仕事は5時半に羊の放牧、7時には学校へ!昼食は家に帰り、また午後学校へ。教科書は回し読みだそう。勉強が好きなアティエノちゃんたちがたくさん勉強でき、夢を叶えられるといいなと思いました。2018/06/22