内容説明
「ぼくの一生の仕事は、あるがままの生をとらえることだ―」人間のかがやきを撮りつづけたフォト・ジャーナリスト、ユージン・スミス。未来へと歩きだそうとしている子どもたちを撮った「楽園へのあゆみ」や水俣病とたたかう人びとを撮り、世界じゅうに衝撃をあたえた「水俣」など、多くの作品を残しました。日本を、水俣を愛した彼の生涯を追います。第41回産経児童出版文化賞受賞の『ユージン・スミス―楽園へのあゆみ』(佑学社刊)に、加筆した新装版。小学中級から。
目次
フォト・ジャーナリストをめざして
もっとすごい写真が撮れるのに
ほんとうの戦争
楽園へのあゆみ
かがやきをうしなわない人びと
迷宮・ピッツバーグ
日立での日々
日本の漁村を撮りたい
真実を偏見となせ
水俣へ
さいごのたたかい
写真は小さな声だ
著者等紹介
土方正志[ヒジカタマサシ]
フリーライター、編集者。1962年、北海道生まれ。1994年、本書(佑学社版)にて産経児童出版文化賞を受賞。2000年から2004年にかけて、『別冊東北学』(東北芸術工科大学東北文化研究センター・作品社)の編集を担当。現在、別冊東北学編集室代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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