シノダ！夢の森のティーパーティー

富安 陽子【著】/大庭 賢哉【画】

偕成社（2019/10発売）

• サイズ 46判／ページ数 270p／高さ 20cm
• 商品コード 9784036441105
• NDC分類 K913
• Cコード C8393

出版社内容情報

信田家の子どもたち、ユイ、タクミ、モエには、重大な秘密がある。それは、三人のママが、じつはキツネだということ。ママの親族のキツネたちがやっかいごとをもちこむので、一家はしょっちゅうトラブルにまきこまれている。
今回は、ユイが〝お菓子の家〟の夢を見たことからはじまる物語。ユイの夢に出てきたのは、森の中に建つとんがり屋根の一軒家。おとぎ話に出てくるようなかわいい家だ。その夢を見てから、ユイが体験するふしぎなできごと。一家にとってのトラブルメーカー、夜叉丸おじさんも夢の中に登場して、物語は思ってもみない展開に。

内容説明

信田家の子どもたち、ユイ、タクミ、モエには、重大な秘密がある。それは、三人のママが、じつはキツネだということ。ママの親族のキツネたちが、やっかいごとをもちこむので、一家は、しょっちゅうトラブルにまきこまれている。今回は、ユイが夢で見た一軒の家からはじまる物語。森の中に建つ、とんがり屋根のかわいい家の夢を見てから、ユイが体験するふしぎなできごととは…。ふりかかってきたピンチから、ユイは脱出できるのか。小学校高学年から。

著者等紹介

富安陽子［トミヤスヨウコ］
１９５９年東京に生まれる。和光大学人文学部卒業。『クヌギ林のザワザワ荘』により日本児童文学者協会新人賞、小学館文学賞、「小さなスズナ姫」シリーズにより新美南吉児童文学賞、『空へつづく神話』により産経児童出版文化賞、『盆まねき』により野間児童文芸賞、産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。『やまんば山のモッコたち』はＩＢＢＹオナーリスト２００２文学作品に選ばれた

大庭賢哉［オオバケンヤ］
１９７０年神奈川県に生まれる。漫画家・絵本作家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[anne＠灯れ松明の火]

富安さんの作品はみんな好きだが、一番は、やっぱり「シノダ！」シリーズ。久しぶりの新刊。ユイが主役も久しぶりかな？　不思議な夢を見るユイ。度重なるうちに、その夢の中で出会ったのは、弟タクミとトラブルメーカーの夜叉丸おじさん！　無事に夢の森から抜け出せるのか？　冒頭のなんでもなさそうな日常の情景描写も、実は大切な伏線、ピースであったことがわかり、さすがだなあと感心。富安作品、子どもだけに読ませておくのはもったいない！

2019/10/24

[ミーコ]

久しぶりの「シノダ！」シリーズ　今回は夢の中に引きずり込まれ　色んな食べ物の誘惑にも負けず戦うユイちゃん　頑張ったね〜　夜叉丸おじさんはトラブルメーカーだけど憎めない。弟のタクミ君も妹のモエちゃんも無事に生還？出来て良かったぁ　私も朝、見た夢が長くて怖かったので夢魔のせい？と思ってしまいました(笑) 次回は夜叉丸おじさんのガールフレンドに会えるかな⁈

2020/11/01

[プル]

夢の中で起きる事件は今までとはちょっと違う感じ。今までの10巻で終わりかと思いきや、11巻目が。そして、次巻もあるとの事。

2019/10/21

[サルビア]

夢の中に入り込んで出られなくなってしまった３人姉弟、それと夜叉丸おじさん。夢から抜け出せなくしているのは夢魔でした。夢の中の食べ物を口にしてしまい動物に変えられてしまった夜叉丸おじさん、モエ、タクミを夢魔から救い出そうとしてユイはたった一人で立ち向かうのでした。この巻はなかなか読み進める事が出来ませんでした。お話にあまり魅力を感じなかったからです。

2019/12/01

[izw]

シノダ！シリーズ11冊め、10冊めの「指きりは魔法のはじまり」を読んでから2年半経っていた。そんな前だとは信じがたい。今回の舞台は夢の中、ユイの夢から始まるが、他の夢と混ざり、現実か夢が分からなくなりかけたりする。子ども向けの物語なので、そんなにややこしくなることはないが、ちょっとしたスリルが味わえる。2003年から始まったシリーズだが、まだまだ続いてほしい。

2019/10/29