内容説明
ユイ、タクミ、モエ、三人の子どもたちのパパは、もちろん人間、でも、ママの正体はキツネ?!そんな秘密をもつ信田家に、南の島のホテルから招待状がとどいた。とまったことのないホテルからの手紙をふしぎに思いながらも、よろこんで家族旅行に出かけた信田家のまえには、やはりつぎつぎとあやしいできごとが…いったいなぜ、信田家が招待されたのか?人魚にまつわる島の伝説の真実とは?南の海にうかぶ小さな島を舞台にしたミステリアスな物語。小学校高学年から。
著者等紹介
富安陽子[トミヤスヨウコ]
1959年東京に生まれる。和光大学人文学部卒業。『クヌギ林のザワザワ荘』により日本児童文学者協会新人賞、小学館文学賞、「小さなスズナ姫」シリーズにより新美南吉児童文学賞、『空へつづく神話』によりサンケイ児童出版文化賞を受賞。『やまんば山のモッコたち』はIBBYオナーリスト2002文学作品に選ばれた
大庭賢哉[オオバケンヤ]
1970年神奈川県に生まれる。漫画家・イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ミーコ
52
シリーズ3冊め。順番に読めないのは残念ですが 特に問題は無い様です。今回も面白かった~。 戦争のお話や、人形の肉を食べてしまったばかりに何百年も生きなくてはならず 島からも出られない哀しさ など色々と考えさせられるお話でした。ヤミツキになります❢ と言う訳で 次は『都ギツネの宝』を読もうと思います。2016/10/20
深青
23
シリーズ5巻目。一回も泊まったことのない南の島のホテルから招待状が届いた!?不思議に思いながらも、シノダ一家は家族旅行に出掛けたけれど…。今までと同じように不思議な部分はたっぷりです。今回は少し謎解き要素が多かった気もする。それにしても夜叉丸おじさん…どんどん株が下がってる気がするよ…(笑)でも、憎めないんだよなぁ。2015/06/17
プル
20
5作目。今までの物語のからくりと壮大さには欠けますが、面白いし安心して読める本です。サクッと読めるところもいい。作品中の子供たちがそれぞれの力を上手に活用しています。2019/06/18
anne@灯れ松明の火
10
大好きな「シノダ!」シリーズ最新刊。やっぱり期待を裏切りませんね♪2010/07/23
杏子
7
シノダ一家、南の島へー! どんな冒険の旅が!?と思いきや、蓋をあけたらまたずいぶんと哀しいお話だった。人魚の肉を食べて不老不死に、とか 河童のうでの伝説とか、ロマンがいっぱいな感じだけど。もう少し子どもたちの活躍が見たかったけど、家族旅行で来てたし無理だったか。またもや事件の影には夜叉丸おじさんありき、だったけど!2012/09/28