内容説明
すべての強情っぱりたちへ心をこめて贈る物語。5歳の「わたし」と70歳の「おばあさん」。似たもの同士の心が通い合い、小さな奇跡がおこった。「わたし」がそのとき目にしたのは、強情だった少女と、強情だった少年の、ひそやかな歴史―ユーモラスで、力強く、ほろ苦くて、やさしい珠玉の言葉をつめこんだ、佐野洋子のファンタジー小説。
著者等紹介
佐野洋子[サノヨウコ]
1938年北京生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒業。ベルリン造形大学でリトグラフを学ぶ。その後、絵本・童話・エッセイ・翻訳と幅広い分野で活躍。2003年紫綬褒章を受賞。2008年には絵本作家としての長年の創作活動により巌谷小波文芸賞を受賞。代表作に、絵本『100万回生きたねこ』『わたしのぼうし』(講談社出版文化賞絵本賞)『おじさんのかさ』(サンケイ児童出版文化賞推薦)『ねえとうさん』(日本絵本賞、小学館児童出版文化賞)、短編集『わたしが妹だったとき』(新美南吉児童文学賞)、エッセイ『神も仏もありませぬ』(小林秀雄賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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