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内容説明
古都ジョドプールに住むビクは、今年からアジメールの学校で寄宿舎生活をすることになった。ビクは将来りっぱな軍人になって国や人びとを守りたいと思っている。泣き虫だったビクも、寄宿舎生活のおかげでたくましくなってきたようだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
itokake
13
主人公はビク=シン君、11歳。父はマハラジャの秘書。インドにマハラジャって本当にいるんだ…。この本が発行された1988年、古都ジョドプールでは、法的な権限はないが人々の尊敬を集めるマハラジャが存在した。一目で上流階級とわかる子で、寄宿学校に通う。もう一人、ケマンくんは村で暮らす貧しい少年。この子は両親から離れ、勉強をするために村のおじさんに預けられている。この極端な暮らしぶりの2人の食事風景は、どちらもカレー。日本人の眼には、食事に貧富の差が少ないように見えた。テーブルで食べるか、床で食べるかくらいの差。2022/10/30
書の旅人
11
貧富の差が大きい国で、上流階級に属する子どものビク。しかし、この国では、志を持った大人になれる様に、親がしつけている。きびしいが、子どもは理解しているので、真っ直ぐ育つ。貧しい子も紹介されているが、その笑顔はとても明るい。やはり、大人がそうさせているのだろう。学ばなければ…。2017/03/20
noko
4
インドブームの私のために我が子が借りてくれました。なんと1988年の本。まだこの頃は人口が七億人。ジョドプールに住むビク君が主人公。ひいお爺さんの代からマハラジャに仕えている一家の息子ということで、家も着ている服も車もかなり裕福な高階級の人です。「ビクの階級の家庭では子供同士でどろにまみれて遊ぶようなことはありません。(原文まま)」裕福な人もそれぞれの文化があり、11歳から家族と離され寄宿学校で学びます。40人で一室の大部屋で暮らします。写真絵本で、その写真がどれも素晴らしい。インドらしさ満載の写真です。2023/03/09
のん@絵本童話専門
0
世界のともだちシリーズと比較したくて、昔のこのシリーズも読み始めました。インドは私が生まれる前から貧富の差がこれほど激しいのかと驚きます。富める者は日本人よりはるかに裕福で、同じ階級同士でしか交流がない。驚いたのは、「ビクの階級の家庭では、子供同士で泥に紛れて遊ぶような事はありません。小さい時から、将来何かの役に立つような遊びを、両親が教えているのです。」という箇所。いや〜子供の遊びって役に立つとかそういうことじゃないんだよって思いますが、そこに価値観がとても見えました。中国・韓国に近い教育の印象です。2024/01/23
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