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出版社内容情報
宇高寛子[ウダカヒロコ]
著・文・その他
米村知倫[ヨネムラトシノリ]
イラスト
内容説明
「子どものころからナメクジを好きだったわけでも、興味をもっていたわけでもありません」ぐうぜんからはじめたナメクジの研究。残念ながら、多くのひとに好かれている生きものではない「ナメクジ」。でも、だからこそ、まだだれも知らない秘密がいっぱい!小学校高学年から。
目次
ナメクジ研究者の子ども時代
ナメクジ図鑑
ナメクジってどんな生きもの?
チャコウラ研究始動!
博士課程へ
あたらしい外来種、登場
著者等紹介
宇高寛子[ウダカヒロコ]
1980年大分県生まれ。動物生理学者。大阪市立大学大学院理学研究科にて学位取得。博士(理学)。その後、同大学での特任教員、ウェスタンオンタリオ大学博士研究員などを経て、2014年より京都大学大学院理学研究科に勤務。ナメクジや昆虫の季節適応機構を個体レベルから分子レベルで研究中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
64
子供向け、ナメクジ研究者の話。動物生理学者の著者がどうしてナメクジ博士になったのか、研究者の仕事について語る。▽リアルナメクジの写真あるので嫌いな人はご注意ください。巻末に「もっと知りたくなったら読んでみよう!ブックガイド」つき。へー、って感じ。きちんと研究の計画を立ててから行動するのが大事だなと思いました2023/04/30
とんかつラバー
11
ナメクジの生態だけでなく研究者になる過程について書かれている。英語は苦手で三国志が好きだったから中国語を履修するのに親近感。イラストやひらがなが多く、子供向けの内容になっているが大人にも面白い。ガチでナメクジの生態が知りたい人には「ナメクジ おもしろ生態とかしこい防ぎ方」のほうがおすすめ。2023/10/22
のん@絵本童話専門
2
ナメクジ研究の人生を子供時代から現在まで語った自叙伝的一冊。ナメクジにも交尾&産卵期があり、それを逃さないよう研究しているが、よくよく考えると失敗したり分からないことがあっても一年に一度しか研究できないってことはどれほど大変だろうかと思う。実験体も自分で探さねばだし!正直なところ、ナメクジのことをすごい面白い存在とは思わなかった!(笑)でも、SNSを使ってナメクジ捜査網を張るとか、その研究の姿勢や取り組みが楽しく読めて!子どもにわかりやすい文章で、子どもに研究とは?研究者になるとは?を伝えてくれると思う!2023/11/15
akaza
2
ナメクジの生態と研究結果についての話が5割、大学についてや研究の方法やどんな人生を歩んできたかが5割といったところ。 ナメクジの生態だけを知りたい人には不向きだが、研究者はどのような研究をするのかなどは案外興味深い。 若い学生向けの本なので、将来について考える前に読むと参考になるかも。サクサク読めた。 2023/01/28
巽霞月
1
子ども向けだと思ってごめんなさい!なかなかどうして読み応えがある。うちの庭にもいっぱいいるやつ(たまに窓ガラスを這ってて家族が悲鳴を上げている)だけれども、まだまだ分かっていないことがたくさんあるんだな。その分かってないことに「知りたい!」と興味と熱意を持って取り組んでいる人のステキな話だった。これ、この本の対象年齢くらいで読んでたら、人生変わったかもしれない。2022/11/14