出版社内容情報
小学5・6年生29名が、総合学習で水族館の市川先生とタガメビオトープと赤米作りに挑戦。しだいに熱中し学んでいく様子を描く。 小学校中学年から
内容説明
水族館の飼育係でもあり、タガメの研究者でもある著者の夢は、日本のいろいろな場所にタガメビオトープをつくって、タガメを絶滅から守ることです。そのためには、どんなことをすればよいか、研究を進めていた著者の前に、三枚の棚田が提供されました。三枚の棚田を自由に使ってタガメビオトープをつくってもよい、というのです。そこで著者は、伊勢小学校の五、六年生二九名といっしょに、二枚の棚田にタガメビオトープをつくり、残りの一枚には赤米を植えることにしました。子どもたちの前には、どんな問題や驚きがまっていたのでしょう…。第一回『田んぼの学校』で金賞を受賞した総合学習の記録です。小学上級から大人まで。
目次
ビオトープってなんだろう?
日本でさいしょの『タガメビオトープ』
姫路にもビオトープを
はじめて五、六年生にあう
繁殖失敗!ふたたびタガメを放流する
ついにタガメが産卵した!
さあ、田植えをはじめよう!
タガメの新成虫あらわる!
赤米に害虫がついた
『赤米田』のイネ刈りと脱穀
楽しみ!いよいよ赤米試食会
つぎのイネづくりのために
真冬のビオトープに生きる生きものたち
タガメがもどってきた!
『タガメの里』をめざして!!
著者等紹介
市川憲平[イチカワノリタカ]
1950年生まれ。東京水産大学増殖学科卒業。1991年、タガメの繁殖戦略に関する研究で京都大学理学博士。現在、姫路市立水族館主任水生生物専門員。水族館での業務のかたわら、ビオトープづくりなど、里山の自然を保全、復活させるための活動や、環境教育活動に尽力している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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