出版社内容情報
公園で出会ったリスが作者に話してくれた、友情と冒険の物語。若いリスたちは森の異変を知り、仲間を避難させようと知恵をしぼる。公園で出会ったリスが作者に話してくれた冒険物語。
タカにさらわれたジェドを追って、友だちのツツとチャイが助けにむかう。森の木の一部が切られていることを知ったリスたちは、大急ぎで故郷の森に引き返し、リスらしさを生かして皆を避難させようと知恵をしぼる。
作者による豊富な挿し絵入り。
リン・レイ・パーキンス[リンレイパーキンス]
著・文・その他
斎藤倫子[サイトウミチコ]
翻訳
内容説明
タカにさらわれたジェドをさがしに、森を出た友だちのツツとチャイ。勇敢で仲間思いのリスたちが、見知らぬ森で出くわした異変とは?リスからきいた物語。
著者等紹介
パーキンス,リン・レイ[パーキンス,リンレイ] [Perkins,Lynne Rae]
1956年アメリカのペンシルバニア州に生まれる。ペンシルバニア州立大学、ウィスコンシン大学ミルウォーキー校で美術を学ぶ。1995年、絵本“Home Lovely”でデビュー。絵本作家として活躍しながら小説も手がけ、1999年に“All Alone in the Universe”を出版。続編の“Criss Cross”で、2006年ニューベリー賞を受賞
斎藤倫子[サイトウミチコ]
1954年東京都に生まれる。国際基督教大学語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mntmt
17
今度、リスに会ったら、"nuts to you"って言ってみようかな。2019/03/30
スイ
11
8歳娘が図書館で見つけ、「次はママはこれを読むといいと思う」と渡してきました。 ハムスターだけでなく、齧歯類は網羅せよということのようです。 広いな…。 作者がリスから話を聞くところから始まるのが好き。 そういうの大好き。 友達思いのリスたちにグッときたし、水になるのところもいいし、引っ越し作戦の顛末もいい。 リス側は全部いい。 でも人間側が…。 現実でリスが住む森を散々破壊しているのに、今作中では電柱の周りの木を切るだけだから大丈夫だよ!で済ますのは、ちょっと私は納得がいかないなぁ…。2023/08/29
chicoco
2
完全にリス目線の物語で、ところどころに作者のつぶやきがはいり、ユニーク。ストーリーに人間も出てきますが、残念ながら(いや、当然)、リスとことばは通じません。争いではなく、知恵(リスなりの)と、行動力でもって共生しようとするのがいい。挿絵のリスたちがかわいい。2019/02/21