出版社内容情報
学校でいじめられているマンディーの、憧れの友だちのターニャには万引き癖があった。英国の人気作家が描いた、家庭環境の違う友人との出会いによって成長していく少女の物語。
内容説明
わたしはマンディー・ホワイト。オレンジ色の髪に、かっこいい服をきているのはターニャ。ターニャは、わたしのお母さんがなにをいっても動じないし、わたしをいじめてたクラスの三人組にばしっといってくれた、最高の友だち。でも、ひとつ、こまったことがある。それは、ターニャが万引きをすること…。小学中級から。
著者等紹介
ウィルソン，ジャクリーン［ウィルソン，ジャクリーン］［Ｗｉｌｓｏｎ，Ｊａｃｑｕｅｌｉｎｅ］
１９４５年イギリスのバースに生まれる。ジャーナリストを経て作家となる。現在、イギリスで最も人気のある作家のひとり。作品に『みそっかすなんていわせない』『おとぎばなしはだいきらい』（カーネギー賞候補）『バイバイわたしのおうち』（チルドレンズ・ブック賞、産経児童出版文化賞）『ふたごのルビーとガーネット』（スマーティーズ賞、チルドレンズ・ブック賞）（邦訳はともに偕成社）、“Ｔｈｅ Ｉｌｌｕｓｔｒａｔｅｄ Ｍｕｍ”（ガーディアン賞）など多数
小竹由美子［コタケユミコ］
１９５４年東京に生まれる。早稲田大学法学部卒業
シャラット，ニック［シャラット，ニック］［Ｓｈａｒｒａｔｔ，Ｎｉｃｋ］
１９６２年イギリスのロンドンに生まれる。美術学校を卒業後、雑誌や児童書のイラストレーターとして活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
30
いじめられっ子の主人公は、いじめられているときにパニックになってバスにぶつかり…とってもかっこいい女の子と親友になる。けれど彼女には問題があって…。世界はバラとお菓子だけじゃなくて、ユニコーンはいないし、自分の髪は常にダサい。人生は大変なことばかりだけど、強くなるのってやっぱ、かっこいい。支えられて、そして支えて成長する主人公が素敵なお話でした。娘さんはあらすじだけ。2020/03/31
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
マンディは、ちょっと気が弱い優等生。でも学校でいじめにあっている。母親はマンディを溺愛して赤ちゃん扱い。マンディは、ターニャという１４歳の女の子に出会う。ターニャは育ちに問題があるため、根は素直な女の子だけど、万引きしたりしてしまう。 マンディの母親は当然、ターニャとの付き合いを好ましく思わない。でも、マンディはターニャとつきあっていくうちに 色んな事を学習し、少しずつ成長していく。2019/10/11
しおりん♪
5
いじめは嫌だなぁと改めて思った作品最後にメラニーが「もう１かい友達になろう」って言って良かった。2011/02/17
そら@真面目にダイエット中
5
子供っぽい服と両親が同級生の親より歳を取っていることと成績が良いという理由だけでいつもいじめられているマンディーと、施設をたらい回しになり両親もいない兄弟とも離ればなれのターニャの友情物語です。マンディーは、ターニャに憧れていて親友でいたいがために、万引きの事を強く言えない事、いじめっ子のいじめ、両親に自分の気持ちを言えない事などで悩みます。同じ境遇とまではいかなくても、マンディーの悩みのほんの一部でも同じような悩みを持ってる子供っているんじゃないかなぁ、なんて思いながら、しみじみと読みました。2008/01/09
遠い日
2
０５０１１１【読書ノート／ひとことメモ】子どもの苦しみ。友情のかたち。2005/01/11
