出版社内容情報
アイデアあふれる少年が、手づくり歯みがきで、なんと大金持に。いつのまにか経済のしくみがわかります。 小学校中学年から
内容説明
十二歳の男の子が手作りの歯みがきを売りだして、あっというまに億万長者になったなんて信じられる?でも、本当のことなんだ。だって、あたしもウーンと手伝ったんだもの。天才的なアイディア少年の、ユーモラスなサクセス・ストーリー。いつのまにか、経済のしくみがやさしくわかります。小学中・上級向。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
36
アメリカでロングセラーな児童書だそうです。アイデアマンな友人を支える親友の目線で語られるのは、「なんで歯みがきがこんなに高いの?作っちゃおうかな」を大きなビジネスにするまでのお話。たくさんの人を巻き込みながら楽しそうにビジネスを進めるのに、飄々とした性格のままなアイデアマン男子がとっても魅力的なお話でした。面白かった!2023/09/12
kaizen@名古屋de朝活読書会
32
これは教育書ではなく、おもしろい冒険物語です。 閉鎖した工場に入っていったり、歯磨き会社のカルテルに挑戦したりします。 学校で教える算数って、何のためにあるのかを教えないためにつまらないことがあります。 女の子が主人公で、男の子が歯磨き作りと計算の名人です。 歯磨き作って億万長者では、小学生の2人が、歯磨きをどうやって作るかの、 原材料の計算から、販売するための費用、もうけの計算など。2020/03/07
riviere(りびえーる)
30
経済もしくは起業の本でしかも子ども向けでこんなに面白い本を他に知らない。12歳のアイディア少年ルーファスが 歯磨き作って 億万長者になるサクセスストーリー 。1972年出版で 情報収集が もっぱら新聞だったり、オークションが ネットじゃなかったりするところが時代を感じさせるけど そんなこと気にならないくらい面白くて勉強になる。 なにげに人とのつながりや算数の勉強が大事だよって事もわかる。人種差別や性差別にも触れている。小学校中高学年以上向け。読友さん紹介本。 2020/04/18
Nobuko Hashimoto
25
何かで紹介されていて知ったのだったか。発掘して読んでみたら、とても面白い! 小学生たちが安全な歯みがきを作って、正直な商売を広げて大成功するというお話。児童向けに単純化し、極端にして、商売ってどういうものか、経済ってどういうものかを楽しく読みながら学べるようになっている。アメリカだったら本当にこういう子ども、いそうだなあ! いや、日本でもアイディアと工夫で起業して成功している子どもや若者が出てきているか。起業する気もないし、その才もないことはわかっているが、なぜか起業ものを読むのは好きなので面白かった。2019/05/27
majiro
21
古典的名作?他の人も言ってるように、頭に入らない入門書やら専門書やら読むより、これを繰り返して読む方が、ためになるかもね。本当に本質的なことっていうのは、子供にも理解できるくらいのことなんだよね。2016/02/13