出版社内容情報
障害児トビアスも、8歳になり、学校に入学することになったのですが?。両親は特殊学校がよいか、ふつうの学校がよいか悩みます。 小学校低学年から一般むき
内容説明
ゆっくりと成長していくトビアス。トビアスといっしょに、スウェーデンの特殊学校へいってみよう!小さなトビアスも、もう8歳になりました。新しいお母さんとお姉さんができ、学校にも入学することになったのですが…。両親は、トビアスにとって特殊学校がよいか、ふつうの学校がよいか悩みます。『わたしたちのトビアス』シリーズの三巻目。小学1年から読みきかせたい本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
78
2017年71冊め。シリーズ3作め。ダウン症のトビアスも小学校へ行く年になる。普通学級か支援学級/学校かで悩むのは日本と同じだが、福祉先進国スウェーデン故にどちらを選択しても充実していただろう。そしてこの巻では父親が再婚し、義母と義姉、そして新たに生まれた妹二人が出てくる。彼らがトビアスについて、彼が寝た後にお茶を飲みながら相談し合っているシーンが印象的。2017/01/22
鈴
37
トビアスシリーズ3作目。トビアス、小学生に。なかなかのイケメンくん♪お父さんはトビアス5歳のときに再婚して、1歳上のお姉ちゃんもできた。普通学校か支援学校か悩む両親。結果的には支援学校を選んだけど、彼にとっては良い選択だったと思った。そしてもう彼はすでに成人し、お仕事を頑張っているらしい。出版が1998年なので約20年前。40代になるんだねー。興味深かったのは、「女子高生監禁殺人事件の被告D」がトビアスの本を読んで、感銘を受けていたらしいこと。2017/02/21
ヒラP@ehon.gohon
22
「わたしたちのトビアス」、「わたしたちのトビアス大きくなる」と2冊の本を読んできて、どうしても気になるのが、トビアスのその後でした。 この本の原作が出された1982年で、トビアスは24歳の青年になっていました。 この本は、5歳からの約20年間を埋めてくれました。 障害をもって育っていくことがどんなに大変なことか、トビアスという実在の男子を通して学びました。2021/10/28
ochatomo
12
シリーズ最終作 前作保育園写真の正解もあり(私ははずれだった)、父が再婚してトビアスと1歳違いの姉も増え更に大家族になった スクールタクシーで少人数制の特殊学級へ通い何を学んでいるかや、家族が就寝前に大変な思いもあることを吐露し合う会話がダウン症との共生理解を助ける この邦訳では最後に、24歳になって授産所で仕事をし手話という表現手段を使いこなしたり、14歳と12歳の妹がいること等報告 原題“Våran Tobias börjar särskolan” 元本1982年 1998刊2021/06/09
youxian♬*゜
5
トビアス3冊目。堅苦しくなってた。でもダウン症の日常生活を伝えたいっていう趣旨なようなのでアリなのかな。トビアスが眠ったあとネガティブな感情をも口にして思いを共有するシーンはなんだか心に響く。『兄弟だからムカつくこともある』ですよね、障害あるなしに関わらず。親子喧嘩兄弟喧嘩していいと思うな~親子やし。兄弟やし。2020/06/04