出版社内容情報
百以上の民族が暮らす世界一広大なロシアの全体像は捉え難い。親しみある昔話やロシア料理、工芸品、姉妹都市の交流を通して、認識を深める。 小学校高学年から
内容説明
ロシアは、日本海のむこう岸にある世界一広い国。東西9000キロメートル。ヨーロッパに近い首都モスクワでお昼でも、日本よりの地域では、もう日が沈んでいる。この広大で寒い国には、100以上の民族、1億4,540万人が暮らしている。ロシアって、どんな国だろう?日本人はロシアのことをよく知らない。宗谷海峡を隔てて日本にいちばん近い国であることも忘れがちだ。でも、みんなの小学校1年生の教科書にのっている『おおきなかぶ』は、ロシアの話。ビーフストロガノフなど、日本でなじみの料理もある。イクラもロシア語。ロシアは、いま、めざましい勢いで変化している。このロシアについて、隣の日本に暮らすわたしたちは、もっともっとよく知っていたい。案内役は友くんとアミちゃん。アミは、友だちという意味のフランス語“amie”からとった名前。世界の子どもたちと友だちになろうという願いをこめた名前の二人といっしょに、いろいろなことばを話す国々との国際交流の旅に、さあ出発しよう。
目次
1 ようこそロシアへ(ロシアは日本のすぐとなり:ロシアは広い!ロシアは寒い!;ロシアは森の国、草原の国;首都モスクワ:赤の広場/モスクワの地下鉄/アルバート通り/モスクワ大学/無名戦士の墓 ほか)
2 日本で見つけたロシア(ロシアいろいろ:イクラとセイウチ/バブーシュカ/ロシア民謡「一週間」/カチューシャ;たくさんの血を受けつぐケーシャくん/絵本の話『おおきなかぶ』;姉妹都市交流:ハバロフスク・ウラジオストークと新潟市/ヴォルゴグラードと広島市 ほか)
3 もっと知りたいロシア(基礎知識:地形/国土/国旗と国歌/気候/人口と民族;ロシアの歴史:キエフからの出発/ロシア帝国の拡大/ソヴィエト連邦の成立/ソヴィエト連邦からロシア連邦へ;現代社会の諸問題:二重の崩壊/社会と経済 ほか)
著者等紹介
田中泰子[タナカヤスコ]
大阪外国語大学教授。モスクワ民族友好大学卒。専門はロシア児童文学。ロシア文化研究会「カスチョール」代表
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