出版社内容情報
地震や台風など、近年自然災害による被害が増えています。いつ、どこで発生するかわからない自然災害から身を守るには、「もしものときにどんな危険があるのか」「まわりがどうなってしまうのか」といったことを、事前に知っておくことが大切です。災害を知り、普段から備えておくと、いざという時に、自分やまわりの人の命を守る行動につながります。
このシリーズでは、過去の災害の実際の被災者の体験談や写真から、学び、考えることで防災に対する知識と意識を高めます。
3巻の「みんなで助けあう! ひなん生活と復興」では、災害が起こったあと、ひなん生活を送らなければならなくなった場合の心がまえや気をつけるべきことを解説します。ひなん所など、ふだんと違う環境で、知らない人たちと共同生活を送ることになった場合の様々な気をつけなければならないことや、トラブルを防ぐ方法から、非常時のSNSやインターネットの正しい活用方法まで紹介します。
内容説明
もしも今、災害が起こったら、きみは状況を見極めて適切なひなん行動をとることができるでしょうか。この本では被災者の体験談を読むことができますが、ここで取りあげている被災者の経験は、未来の自分の身に起こることかもしれません。体験談を読んで災害をイメージすることは、「『もしも』にそなえて『今』できること」の第一歩になります。大切な命をつなぐために、災害を自分ごととして考えてみるところからはじめましょう。
目次
平成28年熊本地震の体験談(まわりに助けられたひなん所での生活;あのときをふりかえって)
ひなん生活(ひなん所ってどんな場所?;みんなで共同生活をするときに気をつけること ほか)
ひなん中の健康と衛生(ひなん生活を健康に過ごすためのくふう;清潔な環境を整えよう ほか)
平成30年7月豪雨の体験談(SNSでリアルタイムの被災状況を確認した;あのときをふりかえって)
支援・復興(災害時のSNSの活用のしかた;正しい情報を見極めよう ほか)
著者等紹介
舩木伸江[フナキノブエ]
神戸学院大学現代社会学部社会防災学科准教授。北アリゾナ大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。京都大学大学院情報学研究科博士後期課程(単位取得退学)。阪神・淡路大震災記念人と防災未来センターの震災資料専門員を経て、2006年に神戸学院大学へ着任。学際教育機構防災・社会貢献ユニット専任講師、人文学部准教授を経て2014年から現職。研究テーマは「防災教育」。学校における防災教育の現状と課題、新たな防災教育ツールの開発、災害経験者の語り継ぎに関する研究に取り組んでいる。JICA草の根技術協力事業(地域提案型)での、「スリランカ国における持続可能な『トラウマ・カウンセリングと融合した防災教育』活動推進プロジェクト」では、学校現場に日本の防災教育を伝える活動を行う。総務省消防庁「防災まちづくり大賞」選定委員会選定委員、防災教育チャレンジプラン実行委員会委員のほか、兵庫県教育委員会、神戸市教育委員会の学校防災アドバイザーなども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- クワガタムシ観察ブック
-
- 和書
- イギリス文化への招待